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次世代機タイトルが動いているとの噂を得て謎の小部屋へ潜入ビベンディ ユニバーサル ゲームズブース

次世代機タイトルが動いているとの噂を得て謎の小部屋へ潜入。

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 既報によるとビベンディ ユニバーサル ゲームズでは次世代機向けタイトルがあるとのこと。それが「SCARFACE THE WORLD YOURS」。

 「SCARFACE」とは1983年、アメリカで公開されるや一大センセーショナルを起こした「暗黒街の顔役」のリメイク映画で、一文無しからギャングのトップにまで登りつめた主役のトニー・モンタナをアル・パチーノが演じ、特にその脚本の素晴らしさにアカデミー賞の脚本賞が贈られるほどの傑作である。

 トニー・モンタナは映画の最後で銃撃戦の最中、後ろから襲われ階下の水場に落ち込み、最期を迎えるのだが、ゲームはその10分前から始まり、“もし彼がその銃撃戦に生き残ったら”というifを体験できる内容となっている。

 アメリカにとってはある意味「ゴッドファーザー」よりも特別な「SCARFACE」が、PS2&XboxそしてPCとゲーム化され、次世代機Xbox 360でも発売される。E3会場のビベンディ ユニバーサル ゲームズのブースにはその「SCARFACE」の壁が出来上がり、なにかしらの映像でも見ようかと……ない……。

 実はその壁の中心――四方を囲まれたクローズドデモルームでは「SCARFACE」のトニー・モンタナがいそうな執務室が作られ、「SCARFACE」が遊べるようになっていた。

 デモンストレーションは係りの人間の操作を見るだけに留まったが、見るところ現行機のXboxを使用している。

 デモでは映画の冒頭シーンから始まり、まさに後ろから襲撃されんとしているところでトニーはそれを避け……。こうして本来エンドマークが出るべきところを、生き延びたことにより、トニーは別の人生を歩むことになる。すべてを得ようと、大事なものを失った自分が、もうひとつの世界でどうするのかを体験できる。脚本は「アメリカンヒストリーX」のデビッド・マッケンナが担当。

 ゲームはシナリオに沿って進むが比較的自由度が高く、トニーを使って銃撃戦をかいくぐり、カーチェイスや水上での戦いをクリアしていく。ただし、あくまでもトニーらしさが大事で、彼らしからぬこと(たとえば堅気の人間を巻き込んでしまったり)をするとゲージが下がり名声を下げてしまうことになる。

 北米ではXbox 360版も含めて本年末の発売を予定している。日本での発売については未定だ。


 また、ビベンディ ユニバーサル ゲームズブースで目立っていたのが、全世界で1700万枚のセールスを記録しているヒップホップ界のカリスマ「50CENT」のゲーム「50CENT Bulletproof」だろう。

 彼自身が陰謀に巻き込まれてしまい、時には力で、時にはやっぱり力で対処していく、実に簡単明快な3Dシューティングアクション。彼の音楽をリミックスできるシステムもあり。PS2とXboxは2005年の秋に、PSPは2006年発売予定。

 50CENTはこの秋、自らの自叙伝的映画にも登場する。さすがはエムネムに見出されただけもある、とエムネムのことをうっさら思っていると、なんとE3開幕に合わせ「50CENT Bulletproof」にエムネムご自身も出演。そして同じくプロデュース繋がりでドクタードレも参加している。とはいえ、こちらは自分自身がゲームに出演しているわけではなく、ゲーム中の1キャラの声を担当しているといった感じ。本人が声も出演も兼ねているのは50CENTとG-Unitのみ。

 こちらもクローズドデモルーム(というか50CENTミュージアムのような関連商品が陳列された部屋)で、ゲーム内容の説明を受けたが、残念ながらやはり日本でも発売は決まっていない。

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