プレイアブル版から紐解く「新 鬼武者 DAWN OF DREAMS」:カプコンブース
日本での発売日はまだ決まっていないものの、E3にて早くもプレイアブル版が出展された本作。「鬼武者」シリーズから、どこがどう変わり、変わっていないのか?
新たな「鬼武者」作品として始動した「新 鬼武者 DAWN OF DREAMS」。日本では発売日などの詳細は決定していないが、E3では早くもプレイアブル版が出展されていた。そこでこれまでの「鬼武者」とどこが違うのかを検証してみようと思う。
プレイアブル版はふたつのモードが用意されていた。ひとつが「原の宿:山寺」「九州:西坂の丘」「醍醐寺:三宝院」のステージごとに分かれたもの。もうひとつが「第1話 蒼い鬼」「第2話 十兵衛参上」といったようにストーリーに沿ったものだ。
記者は前者のプレイを行ったので、そちらを踏まえてのシステム回りの紹介を行う。まずは操作方法だが、下記にそれぞれのボタンに分けたリストを掲載する。
操作方法 | |
○ボタン | 決定、蹴り(戦術モード)、長く押すと特殊攻撃、帰還支持(友情モード) |
×ボタン | 魂の吸収 |
□ボタン | 攻撃、調べる |
△ボタン | 戦術殻(戦術モード)、合体攻撃(友情モード) |
左スティック | プレイヤー移動 |
右スティック | カメラ移動、押し込むとロックオン切替 |
十字キー | 従者命令切替 |
R1ボタン | 構え、押し込むとカメラリセットや溜め攻撃 |
L1ボタン | 防御 |
R2ボタン | オーバーパワー |
L2ボタン | 戦闘モード切替(戦術モード、友情モード) |
R1+○ボタン | 従者攻撃指示(友情モード) |
STARTボタン | 一時停止、管理画面表示 |
SLECTボタン | 操作キャラクター切替ー |
以上が、確認した限りでの操作方法だ。攻撃や魂吸収など、基本操作はこれまでのシリーズタイトルと同様の配置が取られているので、特に困ることはないだろう。また、敵の攻撃のタイミングに巧く合わせることで、ほとんどの敵を一撃のうちに仕留める「一閃」に関しても、これまでと同様のタイミングで使用可能だった。
ここまでだと、システム面ではそれほど変わっていないように見えるが、もちろん本作ならではの特徴もある。その中で、従者命令切替については、プレイした手触りからある程度の形が見えているので紹介する。こちらはその名の通り、プレイヤーが操作している以外のキャラクターに指示を与えることができるというもの。
具体的には「追従」「遊撃」「吸収」「回収」「待機」「防御」「特殊」の7項目が存在している。記者がプレイしたモードでは始めから主人公・蒼鬼と十兵衛の2人で行動できるようになっていたのだが、蒼鬼でプレイし、十兵衛に吸収の指示を与えたところ、攻撃を受けても延々と魂の吸収を続けるといった状態になっていた。
逆に追従を指示した場合、一緒になって攻撃を行うので、それだけダメージも受ける。操作外のキャラクターだからと言って無敵なわけではなく、体力がなくなれば倒れてしまうので、常に状況を把握しながら、時にはサポートに回るといったことも必要になるだろう。
このように本作では仲間と共に行動する機会があり、その際の細かい指示も出せるようになっている。なお、現時点で確認できているのは蒼鬼と十兵衛だけだが、他にも仲間になると思われる3人のシルエットが公開されている。彼らがどのように蒼鬼たちと行動を共にするのか? プレイアブル版が出展されていたとは言え、明らかになっていない情報はまだまだ多そうだ。
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