家でも外でもテイクダウン――「バーンアウト」の最新作を紹介
北米ロサンゼルスで開催されたE3では、360度映像などでド胆を抜いたエレクトロニック・アーツのは「バーンアウト」シリーズが出展。これは日本発売も期待しちゃう。
ライバル車を幅寄せなどで壁や一般車にぶつけて倒すのが日本でも話題となった「バーンアウト3:テイクダウン」。本作をベースとしたPSP版とさらに過激になったPS2/Xbox版が発表になった。きっちり紹介しよう。
外でもPSPでテイクダウン! 「Burnout Legends」
PSP版「Burnout Legends」はバーンアウト3:テイクダウンをベースにしたPSPオリジナルバージョン。基本的なゲームシステムは同作と同じで、ライバル車を壁や一般車にぶつけて倒すことで、ブーストゲージの上限が増え、一般車に対するニアミスやライバル車へのスリップストリームなどでブーストゲージが回復するというもの。ロードレイジではクラッシュさせたライバルの数を競い、レースモードでは1位を狙う。
実際にプレイするとバーンアウト3となんら変わらない感覚でゲームを楽しめる。もちろん、クラッシュ時にはインパクトタイムを使って自車の軌道を誘導し、敵を「アフタータッチテイクダウン」することもできる。PS2版そのもののクオリティを、そのままPSPで遊べるというのはなかなか凄い。
もちろん、WiFiによる通信対戦も楽しめる(ネット対戦は未定)。アメリカでは秋発売予定。
さらに過激にクラッシュが楽しめる「Burnout Revenge」
「Burnout Revenge」はこちらでも簡単に紹介されているが、改めて紹介しよう。
前作では「どこそこっぽい都市」を走るという設定だったが、今回は東京を始めとする実在の都市で爆走・暴走を行う過激なレースになっている。なお、基本的なゲームルールは前作同様なので、詳しいことは上を読み直してほしい。
本作で追加された点は2つ。1つは自車がクラッシュしてしまってインパクトタイム発動時にR2ボタンでクラッシュブレイカー――要は「自爆」ができるようになったこと。これにより、ライバル車をテイクダウンさせやすくなり、ブーストゲージの上限ダウンを防ぐことが容易になった。
もう1つは「進行車線の一般車を後方から追突しても、ミスにならないどころかブーストゲージ回復フィーチャーになった」こと。それを応用した新モードが「Traffic Attack」だ。これは制限時間内に渋滞中の車をバリバリ衝突してポイントを稼ぐというもの。誤って対向車やビッグリグなどの大型車に衝突するとタイムロスとなる(インパクトタイムもない)が、時間ぎりぎりに敵車に衝突させると時間延長となるのもなかなか熱い。
アメリカではPS2とXboxで9月に発売される予定で、前作同様にオンライン対戦も可能となる。
開発元のCriterion Gamesはクローズドで新作FPS「Black」をシアター上映していた。同社は当面の間、現行機のパフォーマンスをギリギリまで引き出したタイトルを開発するとのことなので、期待したいところだ。
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