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既報の通り、本日(6月7日)、神奈川県知事の告示により、カプコンが発売している「グランド・セフト・オート3(以下、GTA3)」が、神奈川県青少年保護育成条例の有害図書として指定された。この件に関して、カプコン公式サイトにコメントが掲載されている。
この中でカプコンは、表現の自由のみを主張しすべてのテレビゲームが表現の自由の名の下に野放図に何の制約も受けるべきではないとの見解には与していない。内容によっては、一定の合理的な制約に服することがあると考え、それを実践してきたと発表。
また、「GTA3」は元々が“大人のエンターテイメント”という位置づけで、これに伴いコンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)によるレーティングの指示を受け、本作のパッケージ前面に「18才以上対象」のシールを貼り、赤に白抜きのシールで「このゲームには暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」と表記をしており、販売方法については小売店に対して、本ゲームの区分陳列を依頼している、と述べている。
なお、今回の問題に関しては、関連する当事者間の協議・協力により達成することができると考えてきたが、上記に挙げたような取り組みを一顧だにされておらず、非常に残念である、との見解を示している。
カプコンとしては今後、さらに関連当事者間と協議・協力を重ね自主規制の実効性をより高めていくとのことだが、指定処分については法的対応も視野に入れて検討していくとのことだ。
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