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年内に1000カ所のDS用APを展開。Revolutionの詳細は年内に――任天堂岩田社長(2/2 ページ)

任天堂は6月7日、都内で経営方針説明会を開催し、E3 2005でも発表された「Nintendo WiFi Connection」構想に基づき、全国に1000カ所の無料アクセスポイントを展開することや、Revolutionの詳細については年内に公表することを発表した。

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Revolutionの詳細は年内に発表

 据え置き型ゲーム機の展開について、岩田氏は「ハード性能を向上させ、ゲームを寄り豪華でリアルにすることだけでは、ゲーム離れ減少への答えにはならないと判断した」と語り、ゲームをするひととしない人が一緒に暮らしている家庭の中で、ゲーム機が“敵視されない”状況が重要であると述べる。

 「家には山ほどゲーム機があるので、もうこれ以上いらない、という家庭も多い。お母さんが敵に回っている状況で、“もっと高性能なゲームである”ことをアピールするだけで、どれだけ普及するのか疑問だ」(岩田氏)

 そのためにも、薄くて小さく、邪魔にならない筐体や、静かで消費電力も少ないこと、ケーブルが絡まないワイヤレス・コントローラーというポイントのほか、家族のそれぞれにとって、興味がわくような用途を提案することが大事だという。その答えが「Revolution」だ。

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Revolution

 Revolutionは、E3 2005で紹介されたように、ゲームキューブとの互換性のほか、「バーチャルコンソール」により、ファミコン、スーパーファミコン、Nintendo64のソフトが利用可能だ。

 「任天堂の家庭用ゲーム機の歴史の中で、最も小さく薄いハードウェア。技術の進歩を、“薄く””小さく”する方向に使うと決めたため、このサイズになった」(岩田氏)

 このほか、IEEE802.11b/gの無線LANを搭載するため、ニンテンドーDSとの無線通信も可能だ。これについて岩田氏は「512MバイトのフラッシュROMも搭載するので、たとえばお試しソフトをインターネットからRevolutionにダウンロードしてプレイすることも可能になるだろう」と、その可能性について言及。

 Revolutionのスペックについては、これまで紹介された以外のものは示されなかったが、コントローラーの形状と機能、発売日および価格、ソフトウェアのラインアップについて、年内に詳細を発表する予定とのことだ。

 なお、Revolutionのコンセプトとしてはまた、「ゼルダの伝説」のような大型商品と、DSトレーニングのようなコンパクトな商品の両方が成立する、ダイナミックレンジの広い市場を実現することを目指すという。

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説明会には、宮本茂 代表取締役専務(右)も顔を見せた。中央は代表取締役専務の竹田玄洋氏

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