野川さくら単独ライブ「にゃっほ〜♪LIVE 2005 PoTeChi」リポート――「三鷹市上連雀」から「遥か」まで(3/3 ページ)
テレビアニメ「D.C. 〜ダ・カーポ〜」のヒロイン・朝倉音夢を始めとするゲームやアニメの声優業から、テレビ番組の司会やラジオパーソナリティーまで幅広い活躍を見せる野川さくらさん。そんな彼女の3rdライブ「にゃっほ〜♪LIVE 2005 PoTeChi」が、5月28日(土)に開催された。
アンコールはしっとりと、ロングドレスで
野川さんが消えたホールでは、野太い「アンコール!!」の声が響いていた。しかしアンコールが始まってから数分たっても、彼女はステージに現れない。思いのほか長いアンコールに、アンコール曲はないのではないかという思いも頭をよぎる。
しかし、もの静かな音色とともに、アンコール曲「遥か」が始まった。そしてゆっくりと現れた野川さんの姿。ステージ上では、純白のロングドレスに身を包んだ野川さんが、ゆっくりと歩いていたのだ。会場が歓声ともため息ともつかない声に包まれる。そして、彼女はしっとりと「遥か」を歌い上げた後、ゆっくりと頭を下げて去って行った。こうして静かに、本当のエンディングを迎えるのだった。
最後に、ライブ終了後のひとこと
ライブを終えた直後、野川さんに今日の感想を聞いてみた。
野川 野川さくらをより身近に感じてもらえるようなライブを目指して、初めての2部構成や、影山さんや自分自身でいろいろプロデュースしたりしました。終えてみて思うのは、本当に本当に楽しかったのひと言です。第1部では、歌や朗読を交えて私の今までをみなさんに伝えて、そしてもっと私のことを知ってもらうというコンセプトでやりました。ピアノを弾いたりアカペラに挑戦したりと初めてづくしで緊張もしましたが、なんとか無事に終わりました。第2部では、ファンのみなさんをすごく楽しませたいという気持ちを意識して歌ったつもりです。かわいい衣装をたくさん着られたのも良かったですね。
どんどん歌うことが好きになっているとも答えてくれた野川さくらさんは、これからも、さらに新曲を作り、ライブのために前向きにいろいろと取り組んでいきたいと豊富を述べてくれ――「早くみなさんにステージで歌う野川さくらを見てもらえるように、次のステップへ向けてがんばっていきます。どうぞよろしくお願いします」と締めてくれた。
野川さくら――愛知県出身。3月1日生まれ。本職の声優活動を中心に、テレビ番組の司会からラジオパーソナリティーまで幅広く活躍する。主な出演作品にテレビアニメ「D.C. 〜ダ・カーポ〜」の朝倉音夢役や、テレビアニメ「Φなる・あぷろーち」の益田西守歌役などがある。
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