杉並区立全小中学校にXboxを導入――ビデオチャットの教育的利用を図る
Xbox80台を杉並区立の全小中学校および区の施設に配布。Xboxビデオチャットを利用したテレビ会議システムを構築する。
マイクロソフトは、2005年6月末より杉並区立の全小中学校(小学校44校、中学校23校)および区の施設向けに80台のXboxを提供、「Xboxビデオチャット」を利用したテレビ会議システムを構築すると発表した。
同社によると、今回のXbox提供は、教育のIT化が進む中における、校内IT環境整備の一環として行われるもの、とのこと。今後は、学校に導入されたXboxに対して、テレビ会議の効果的な利用プログラムを提案する、としている。なお、第1回の利用プログラムは、6月28日を予定しており、テレビ会議システムによる遠隔中継や、中学校間でのディスカッションが行われる。
6月16日に杉並区役所で行われた贈呈式には、山田宏杉並区長、納富善朗杉並区教育長のほか、マイクロソフトからはXbox事業本部長 丸山嘉浩氏、Xboxビデオチャットを担当するXbox事業本部 事業開発部の大木和彦氏が出席した。
「いただいたXboxを子供たちのコミュニケーション能力を高めるために使いたい。大事なのはどう使うかということだ」と山田区長。杉並区内の施設を結んでの授業や、海外でも使えるようになったら、姉妹都市を結んでいるオーストラリアのウィロビー市やソウル特別市瑞草区などとの間で使ってみたい、との抱負を述べた。
丸山氏は「これまではゲーム機としてしか活用されていなかったXboxだが、次世代のXbox 360を含めて、将来にはコミュニケーションツールとしての活用方法も増えていく。これが第一歩であるが、今後もこうした活動は続けていく」と述べた。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.