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これからのオンラインゲームは「ボイスチャット」で友情プレイっすよPlay! Xbox その2(1/2 ページ)

一部で反響のあった前回記事が掲載以来、トップページで行われているアンケート「ついに明らかになった次世代機。購入したいのはどれ?」のXbox360がなんと1%も増加。この調子で目指せ25%越え(志が低い?)!

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ネットワークサービス「Xbox Live」とは何か?

 現在、全世界で1500万人を超える利用者がいるXboxのオンラインサービス、「Xbox Live」。家庭用ゲーム機としては初めて、「ボイスチャット」を基本のコミュニケーションツールとして採用したもので、キーボードチャットに対応しているのは唯一「ファンタシースターオンライン」だけというのが現状だ。

 この割り切り方には賛否両論がわき上がったが、ハンズフリーでコミュニケーションが取れるために、コントローラー操作の多いアクションゲームや、一瞬も気を抜くことができないレースゲームでも、オンラインで会話をしながら楽しめるというXbox Liveならではの魅力を考えれば、「ボイスチャット」への偏重っぷりは納得できることだろう。

 また、ハードディスク搭載のXboxならではのシステムとして、ゲームタイトルのパッチや、追加マップ、新モードなどがダウンロードできるのもポイントといえる。

 特筆すべきはXbox Liveのフレンドシステムではないだろうか。他ハードの場合、オンラインでよく遊ぶプレイヤーを登録しても、それは「そのタイトルだけのお友達」であって、他のゲームでも一緒に遊ぶことはなかなかできない。しかし、Xbox Liveのフレンドシステムはすべてのタイトル共通でのフレンド登録となる。

 たとえば、筆者が「Halo 2」をプレイしているときに、他のフレンドが「Forza Motorsport」をプレイしているのを見かけたら、呼び出しをかけることもできるし、ディスクを入れ替えてフレンドのゲームに遊びにいくこともできる。このシステムにより、オンラインゲームにありがちな「ゲームに飽きたらフレンドともサヨナラ」という問題が、ほとんど解消されるのは画期的ではないだろうか。気が向いたときに「久しぶりに○○やってみない?」とソフトを入れ替えてプレイしていると、仲間がたくさんログインしてくる――なんていうシチュエーションもしょっちゅう見ることができるのだ。

 そして、何よりも嬉しいのが月額料金の安さ。現在、「ファンタシースターオンライン」の月額630円をのぞき、すべてのオンラインゲームはXbox Liveの基本料金、月額714円だけでプレイできる。一部有料のダウンロードコンテンツもあるが、それでも他のオンラインゲーム料金に比べれば“破格の値段”といえる。

 ただし、現行のXbox Liveサービス加入にはクレジットカードが必須になるため、Webマネーなどでの支払いができる他のオンラインサービスと比べると、やや敷居が高いのも事実。「音声のコミュニケーション」をとる上で、ある程度の年齢制限があった方がいいのでは? という気がする。

 詳細は不明だが、来る次世代機「Xbox 360」でもサービスはさらに拡張され、フレンドリストもそのまま使用できるということなので、まだプレイしていない人は今のうちにフレンドを作っておくのもいいだろう。


コントローラーに差し込んで使用できるボイスコミュニケーターユニット。音声はクリアに伝わるがヘッドセット部が壊れやすいのが難点で、筆者はすでに5本破壊している。現在は携帯電話用のマイクを使用中

ボイスチャットならではのゲームコミュニケーション

 百聞は一見にしかず、ということで、まずはムービーを見てもらいたい。UBIソフトの人気リアル系FPS最新作「RainbowSix3 Blackarrow」の協力プレイを収録したもの。ほとんどのFPSのオンラインプレイは対戦がメインになるが、こちらは対戦プレイと協力して敵を倒していくモードが搭載されているため、2〜3人の少人数でもオンラインプレイを十二分に楽しめる。Xboxとソフトをもう1セット用意すれば、最大16人で快適な対戦も可能となる。

 特殊部隊の一員となって敵を倒すRainbowSix3は、ボイスチャットを使用することで、「映画に登場する特殊部隊」っぽい気分に浸りながらプレイできるのが魅力。

 ムービー中にあるように「ドアの前にブリーチングチャージを設置」→「ドア左右にプレイヤー2名が待機」→「爆破と同時に突入、敵を制圧」といった一連の流れをボイスチャットならばスムーズに行うことができる。もちろん、味方との連携を間違えてしまうと「味方の投げた閃光手榴弾を食らって目が見えなくなる」なんてことも起きてしまう。

 最初にボイスチャットを使用するときは誰でも「恥ずかしいな」という気持ちを覚えると思うが、実際にはまり始めるとそんな感情はどこへやら。気がついたら熱中して騒いでしまうこと間違いなし。


複数人数での対戦プレイ中、「敵スナイパーがッ………(死亡のため通信途絶)」というシチュエーションが起きたりするのもボイスチャットならでは
  • Rainbow Six 3 Black Arrow
  • メーカー:UBIソフト
  • ジャンル:特殊部隊アクション
  • 価格:5040円(税込)

ダウンロードコンテンツでさらに広がるゲームの世界

 他のコンシューマ機と異なり、ハードディスクを搭載しているXboxは、先述の通りXbox Live経由で新マップや、パッチなどをダウンロードすることができる。

 多くのコンテンツは無料でダウンロードできるが、一部、有料コンテンツが存在する。しかし、それらの値段は500円〜600円程度なので正直なところ「安い」という印象を受けるのではないだろうか。

 レースゲーム「プロジェクトゴッサムレーシング2」の有料ダウンロードコンテンツは600円でコース8つ、車が8つ追加できるし、人気FPSのHalo 2も有料マップ、無料マップのそれぞれ2つのダウンロードが開始され、まもなく(2005年7月5日)新マップが登場する予定となっている。

 ダウンロードコンテンツリストはXboxオフィシャルサイトのこちらに掲載されているので、興味のある方はご覧いただきたい。


マイクロソフトオリジナルのタクティカルアクションゲーム「ファントムダスト」(税込み6090円)。オンラインの対戦用にチューニングされたパッチがダウンロードできる

Xbox Liveを始めるために必要なもの

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