“美人”は3日で飽きる、というけれど……!? (1/3 ページ)
アジアンテイスト全開なアクションRPG「ジェイド エンパイア 〜翡翠の帝国〜」。数ある武器スタイルの中から好きなものをチョイスしたり、PTAが真っ青になりそうなドギツイ選択肢が会話で選べるなど、自由度は相当高い。アジアンテイスト全開の映像はマイナスイメージが強いが、気になる中身は……!?
あのBioWare最新作ですよ!
日本人好みのジャンルであるRPGが極端に少ないXbox。そこに、数少ない期待の星である完全新作のアクションRPG「ジェイド エンパイア 〜翡翠の帝国〜」が、2005年6月16日に発売された。本作の開発を担当するのは、PC版RPG「バルダーズゲート」や「ネヴァーウインターナイツ」、Xbox版「Star Wars: Knights of the Old Republic」(日本語版未発売)で有名なBio Ware。RPGを作らせたら欧米ではかなりダントツでブッチギリなメーカー。
そのメーカーが放つ最新作というから、洋RPGが好きなコアファンは、問答無用で期待してしまうというわけだ。
古代アジア風の世界観は、ちょっとバタ臭い
本作の舞台は、古代アジア風の世界。ただし、あくまで“アメリカ人から見たアジア、というか中国風の世界”だ。瓦屋根の木造建築物や木箱、登場キャラクターの服装など、映画「ラスト・エンペラー」チックな雰囲気はかなりあるが、魔法(本作風にいえば“気”)や飛行機(魔力で飛ぶものらしい)など、ファンタジーな要素も多少は存在している。徹底して古代アジアを貫いているわけでもないようだ。
この世界観、特にキャラクターに関しては、人によっては受け付けない人もいるであろう。実際、キャラクターのデザインはかなりバタ臭く、日本人受けしない容姿である(特に女性キャラクター)。だが、この世界観が気に食わないからといって敬遠するには、あまりにも惜しいソフトである。では、その魅力をできるだけ伝えていきたいと思う。
近年のRPGでは珍しい、自由度の高いキャラメイク
最初に行うのは、プレイヤーの分身ともいえる主人公を作成すること。選べるキャラクターは6種類(+隠しキャラクター1人)で、あらかじめ能力や名前が決められている。だが、これらはカスタマイズすることも可能なので、ぶっちゃけ容姿だけで選んでも良いだろう。
キャラクターのパラメータは、“身体”、“精神”、“知性”の3種類。それぞれに関しての詳細は、以下の通り。
- 身体……攻撃力や、“体力”(いわゆるHP)に関係してくる。
- 精神……気を用いる攻撃(いわゆる魔法)や、“気力”(いわゆるMP)に影響する。
- 知性……状況を判断したり、“集中力”に影響を与える。
ステージにある書物を読んだり、敵を倒したりすると経験値が習得でき、一定値まで溜まると、キャラクターのレベルがアップする。キャラクターがレベルアップすると、“身体”、“精神”、“知性”のパラメータのうち、好きなものを増加させられ、キャラクターがどんどん強くなっていく、という具合だ。
会話の選択肢がとても膨大
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