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台湾で「オンラインゲーム殺人事件」

ネットカフェでオンラインゲームの対戦相手にキャラクターを殺された若者が、現実の相手を殺害した。(IDG)

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IDG

 台湾のインターネットカフェで、十代の若者がナイフにより刺殺された。暴力的な描写で問題を起こしているオンラインゲームのBlade&Swordをめぐるもめ事が発端だという。

 この殺人事件を6月21日、写真入りで1面で報じたApple Daily紙では「(犯人は)現実と幻想の区別がつかなかったのだろう」と述べている。

 当地のTVBSニュースステーションでは、このゲームの持つ暴力性が、事件の要因となったことを示唆している。

 「ゲーム画面の下の部分には、『お前の眼が赤くなるまで殺せ』という表示がポップアップする」とTVBSのコメンテーターは述べた。中国文化では、赤い眼は、狂気の一歩手前、怒りの極限状態と関連しているとされる。

 Blade&Swordのゲームメーカーである北京のPixel Studiosに、この事件に対するコメントを求めたが、執筆時までには回答を得られなかった。

 19歳のリー・ホンフイ氏はオンラインゲームで対戦プレーヤーのキャラクターを殺した。TVBSによれば、負かされて怒った対戦相手はインターネットカフェを出てすぐに金物店に入り、長いナタ状のナイフを購入。その後インターネットカフェに戻り、リー氏を襲ったという。

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