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「無印」GeForce 6600でもNVIDIA SLIが利用可能にグラフィックスカード

NVIDIAは、NVIDIA SLIをより低価格で利用できるように、これまで「非対応」としてきた「無印」GeForce 6600でもNVIDIA SLIを使えるようにすることを明らかにした。

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 NVIDIAは6月22日(米国時間)に、GeForce 6600でもNVIDAI SLIを利用可能にすることを明らかにした。

 これまで、2種類あるGeForce 6600シリーズのうち、NVIDIA SLIを利用できたのは上位モデルの「GeForce 6600 GT」だけだったが、GeForce 6600にもGPUにNVIDIA SLIのコントローラとインタフェースが組み込まれていて、技術的にはどちらもNVIDIA SLIが利用可能であることは、NVIDIAスタッフも公式に認めていた。

 そのときは「マーケティング的理由」から、ローエンドのGeForce 6600でNVIDIA SLIを利用できなくしていたが、そのGeForce 6600でもNVIDIA SLIを使えるようにした理由として、NVIDIAはそのリリース資料の中で「メインストリーム・ユーザー向けの完全なSLI対応システムを799ドルという低価格から実現するために」と、今回もマーケティング的な理由であると説明している。

 NVIDIAはメインストリームシステムでもNVIDIA SLIを利用できるために、GeForce 6600のNVIDIA SLI対応のほかに「低価格なnForce 4 SLIベースのマザーボード」「新たにリリースされたNVIDIA Release 75 ForceWareドライバ」を提供するとしている。

 このうち、Release 75 ForceWareドライバは、GeForce 7800 GTXの発表にあわせてNVIDIAが公開した「ForceWare 77.72」以降のバージョンを指すが、NVIDIAは今回の発表資料の中で「Release 75 ForceWareを使えば、すでに利用されているGeForce 6600(搭載)グラフィックスカードをNVIDIA SLI対応とすることができる」と説明している。

 これが「NVIDIA SLI用コネクタを用意していた無印GeForce 6600搭載グラフィックスカードや、GeForce 6600のデュアルコアグラフィックスカードでもNVIDIA SLIが使えるようになる」(今まではドライバ側がGPUを無印GeForce6600と認識した段階でNVIDIA SLIが有効にできなかった)ことなのか、「ブリッジコネクタが不要」ことなのか現時点では不明。

 従来、NVIDIA SLIを有効にするには2枚差したグラフィックスカードをつなぐ「ブリッジコネクタ」が必要だった(なお、この詳細については現在NVIDIAに確認中)。

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