幻のシナリオを2本追加――「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版」は7月28日に発売(1/2 ページ)
2004年6月に発売され、多くのユーザーを「涙」と「笑い」に誘った「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」が、2940円という非常に求めやすい価格となり、さらには未収録だったシナリオ2本を追加して登場する。
チュンソフトは、2004年6月に発売した「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」に、追加シナリオを2本を加え、2940円(税込)というお得な価格へと変更したプレイステーション 2用ソフト「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版」を、2005年7月28日に発売すると発表した。
なお、本作はセブン‐イレブンでの先行販売となっており、店頭では2005年7月25日(月)まで、7dream.comでは2005年7月20日(水)まで予約を受け付けている。
本作は、主人公(プレイヤー)が入院した金八先生の代わりとして、1年間、3年B組を受け持ち、生徒の悩みや問題を解決しながら、無事卒業へと導いていくというタイトル。
サウンドノベルの制作には定評のあるチュンソフトの完全オリジナルシナリオとなっており、キャラクターデザインにはスタジオジブリ製作の「猫の恩返し」で有名な森川聡子氏が起用されている。
ゲームの特徴としては、時間の限られているユーザーを配慮して、TVドラマのように1話が約1時間で完結するように作られている点が挙がる。とは言え、シナリオは全22話となっているので、ボリュームも申し分ない。
また、これまでチュンソフトが制作してきたサウンドノベルと違い、選択肢を“キーワード”として入手可能となっている。本作ではこれを適切な場所・人に使うことにより、ゲームが進行していくのだ。ちなみに間違えるとバッドエンドになるので、しっかりと生徒の置かれた状況を把握しながら進めていく必要がある。
なお、完全版と題された本作には、先にも述べたように前作には収録されなかった2つのストーリーが追加されている。ひとつが監督を務めるイシイジロウ氏が奨める“ブラックユーモア全開”の問題作「第5話7月『社会科教師の異常な愛情(または私は如何にして心配するのをやめて革命を愛するようになったか)』」。
もうひとつがプロデューサーの中村光一氏が最も気に入っているという、実写では描けない“ゲームならでは”の実験作「第3 1/2話6月『人にやさしく』」だ。それぞれのストーリーダイジェストが公開されているので、以下にお届けする。
イシイ氏お奨め!「社会科教師の異常な愛情」
通帳を返そうとする主人公に向かい、「君は…本気で人を愛したことがあるかね?あるわけがないなっ。自分の全てを捧げ、愛に身を投じる。そんなこと、君らのような若造にできるわけがない。だがね…私にはそれができる…。かつて角材ひとつでジェラルミンの盾と戦い抜いた、この私なら。それを私は…富士君と共に検証していくつもりなのだっ」との言葉を述べる神崎。一体彼は何を考えているのか?そして「検証」とは何なのか?神崎の異常な愛情が始まろうとしていた……
中村氏のお気に入り!「人にやさしく」
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