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「東京キャラクターショー2005」で熱い夏をより熱く

7月23日〜24日、千葉県にある幕張メッセにてニッポン放送主催の「東京キャラクターショー2005」が開催された。

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 今年で8回目を迎えた「東京キャラクターショー」は、アニメ、コミック、ゲーム、ホビー、映画などから派生したキャラクターたちに焦点を当てたブースやイベント構成となっており、今年は35のブースと2つのゲームゾーン、そしてイベントステージという展開となっている。

 筆者が取材に訪れた時には、すでにグッズを買い求める列が幾重にも連なり、イベントに駆けつけたファンはステージを何重にも取り囲むほどの大盛況ぶりで、午前中で完売するレアグッズも出現するほどだった。


コナミの「極上生徒会」特製プッチャンパペットは本日販売分をあっさり売り切り午後は完売御礼となっていた。明日の24日にも若干数売り出されるとのことだが、売り切れは必至。どうしても欲しい方は午前中の早い時間での出撃をオススメする

 夏の風物詩となった「東京キャラクターショー」も8回目となり、その形態は少しずつ変化していっているように思われる。当初からここでしか手に入らない“販促物”がウリのひとつではあったが、昨今はゲームやアニメの映像出展は抑え気味で、出展各社ともグッズ販売やイベント中心にゆっくりとスライドしている傾向にある。

 もちろんゲームやアニメ関連のイベントすべてに当てはまる流れではあるのだが、今年も状況は変わらないようだ。事実、今回参加した出展ブースを見てまわると、ゲームや映像のみのところもあるにはあるが、大多数は販促物コーナーが付随している形をとっている。

 この流れは今後も続くだろう。昨今、ゲームが売れないと叫ばれ、アニメも頭打ちなんてことを言われることもあるが、このように“物欲”を刺激してくれるコンテンツがあり続けるうちは、アニメもゲームもまだまだ大丈夫なのではないかと思えてならない。

 それでは一応Gamesということで、ゲーム関連企業を中心にざっとブース紹介をしていこう。

バンダイ

 バンダイは、プレイステーション2用ソフトとして6月30日に発売された「創聖のアクエリオン」を中心にブースを展開していた。そのほかにも、PSP「スクールランブル 姉さん事件です!」をはじめ、PS2では、8月25日発売の「カウボーイビバッブ 追憶の夜曲」や発売中の「スチームボーイ」がプレイアブルで展示。「マダガスカル」はPS2版とDS版の両方が、DSものでは「鋼の錬金術師 デュアルシンパシー」や「メテオス」なども遊ぶことができた。

 その中でも「機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ」は人気があるようで、簡単なぷよぷよのゲーム性とガンダムの大衆性が目を引いたのか、足を止め思わず手に取る方も多くいた。

バンプレスト

 バンプレストは2005年8月4日発売予定のプレイステーション 2用ソフト「サモンナイト エクステーゼ 夜明けの翼」の試遊台を8台展示という1本勝負。とくにグッズ販売などはせずにゲーム本来の楽しさを提供する方針。

 ただし、明日24日にはお昼から「サモンナイト エクステーゼ」のステージイベントが予定されており、おたっきい佐々木さんの司会で、レオン役の千葉進歩さんとエイナ役の榎本温子さんが、架空の公開テレビ番組を撮影するという「サモンナイトTV」に出演することになっている。

 ちなみに「サモンナイト エクステーゼ」を試遊すると特製シールがもらえる。

その他

 「ゾイドインフィニティ」を専用筐体で展示、GBAの「エレメンタル ジェレイド 〜封印されし謳〜」というラインナップをそろえたトミーは、小さい子供にはやっぱりゾイドということで、親子連れをターゲットに展開。PC関連でもあるが、「D.C.〜ダカーポ〜」と「true tears」の専用ブースがあった。

 オンライン関連では、イマヒマがプレゼンする、架空のホテルを舞台にした「Habbo Hotel」が目についたほか、ビー・ビー・サーブがハドソンと手がける「Master of Epic」を無料体験できるゲームDVD-ROM付属のリーフレットと紙袋を限定配布。こちらも午後の早い時間になくなる勢いを見せていた。

 上記以外のゲーム関連企業ではコナミやテクモ、日本一ソフトウェアなどが出展しているが、グッズ販売のみのブース構成。コナミは自社ブランドのこなみるくを前面に押し立てているも、しっかり「極上生徒会」コーナーも併設し、極上関連グッズを販売していた。先にも例にあげたが会場だけのレアグッズが本当に飛ぶように売れており、「ときめきメモリアル」のテレカやサングラスがあっというまに完売していた。

 また、「テクモ」はデッドオアアライブを中心に、日本一ソフトウェアは「魔界戦記ディスガイア」や「ファントム・キングダム」「ファントム・ブレイブ」関連をおなじみローゼンクイン商会出張所という事業展開をしている。

オンラインゲームゾーンにはメイドさんたちも絶賛奉仕中

 会場内に設置されているオンラインゲームゾーンでは、ガンホーの「ラグナロクオンライン」をはじめ、「ローズオンライン」などが体験プレイができる。またゾーン中央にはインターネット体験ができ、メイドさんが優しく教えてくれたり、ドリンクを給仕してくれたりする「BABY,The Meido Net Cafe」が憩いの場を与えてくれている。


ローズオンラインの可愛い子たち。癒されるなぁ……

 両日ともさまざまなオンラインイベントが催されており、「ラグナロクオンライン」では、イベント参加者の中から初心者3人を選び、モンスターを倒して手に入れるアイテム収集の重量を競う「ノービスのパクパクアイテム大作戦」や、「ラグナロ娘」とじゃんけんして最後まで勝ち抜いた参加者に豪華賞品が渡される「ラグナロ娘のじゃんけんポリン大作戦」が。「ローズオンライン」では、キャラショー記念イベントして幕張メッセとライチャース訓練場をライブで連動し、多人数でのバトルロイヤル「R.O.S.E.バトルフェスティバル!」が開催されていた。詳細はこちら

 また、隣に併設されていたガンホーとブロッコリー、ヘッドロックが共同で推し進める「エミル・クロニクル・オンライン」も初出店されており、ゲーム動画や設定画が公開されているほか、開発者によるミニステージイベント、イメージキャラクターを手がけた羽々キロさんのサイン会などが行われていた。


 こうして見ると、オンラインゲームなどの出展も多く見られるようになったと改めて思う。取材をしている間もメインステージからは黄色い歓声や、野太いうなり声が聞こえてくるが、なにげに筆者が一番熱いかもと思ったのはカードゲームゾーンだったりする。

 外に目を向けるとメッセ近くの某所では、明日の開場に備えてせっせと今夜の寝床を作り出す強者が見受けられる。徹夜が是か非かは置いておくとして、明日も熱い一日になることは間違いないようだ。明日、幕張メッセにおいでの皆さん、グッズやイベントの整理券狙いならば、当然朝イチで。キャラショー自体をゆっくり楽しみたい方は、午後から足を運んでみてはいかがだろうか?

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