ナムコやコナミなど国内大手パブリッシャーがタイトルを多数発表:Xbox Summit 2005詳細リポート その2(1/5 ページ)
Xbox Summit 2005では、日本市場向けのXbox 360向けタイトルが多数発表された。それも、Microsoft Game Studiosのものばかりではなく、大半がサードパーティが開発中のタイトル。期待が高まるXbox 360向けタイトルに関して紹介していこう。
あの岡本氏が年齢制限の全くないタイトルを開発!
まずはじめに、ファーストパーティであるMicrosoft Game Studios製の新タイトルが発表された。それは、ゲームリパブリックが開発している「エブリパーティ」というパーティゲームだ。ゲームリパブリックの社長、岡本吉起氏自ら登壇し、エブリパーティが紹介された。
岡本氏といえば、ストリートファイターシリーズやバイオハザードシリーズのクリエイターとして有名だが、その岡本氏がパーティゲームを? と疑問に感じる人もいるかもしれない。
しかし岡本氏は、「皆でわいわいがやがや楽しむボードゲームやパーティゲームが大好き」だそうで、常時接続されたXbox 360なら、いつでも誰とでも楽しめるため、パーティゲームはまさに次世代機向けの内容だ、と(やや苦しい?)説明。もちろん大作も必要かもしれないが、こういった手軽に楽しめるパーティゲームも、ゲーム機の普及には不可欠なタイトルだろう。
エブリパーティは、すごろくをベースに、特殊なルーレットを利用してコマを進めていきつつ楽しむパーティゲームだ。内容はすごろく同様で、先にゴールした人の勝ち。しかし、利用するルーレットは複数あって、プレーヤーが使うルーレットを指定して遊べるようだ。また、ミニゲームも多数用意されているらしい。同時プレイは最大4人となっている。
キャラクターデザインは、「ちびまる子ちゃん」でおなじみのさくらももこ氏。ほのぼのとした絵の雰囲気は、すごろくをモチーフとしたこのゲームには最適に感じた。「ゲームって、単純に楽しむもの。余暇の時間を使って思いっきり楽しむものが本来のゲーム。」と岡本氏は語ったが、単純に楽しめるという意味では、このエブリパーティは最適なタイトルかもしれない。
ゲーム自体の紹介に続いて、岡本氏は次のように語った。「僕はラインナップでゲーム機を選びます。自分が遊びたいタイトルが何本発売されるのか。既存のビッグシリーズのタイトルがどれだけ登場するのか。オリジナルのキラータイトルに魅力のあるものが存在しているのか。僕の後に登壇される方の顔ぶれやタイトルを見てください。Xbox 360、侮れないですよ」。
水口氏、ナインティナインナイツの最新映像を公開
次に、キューエンタテインメントのCCO、水口哲也氏と、韓国PhantagramのCEOのサンユン・リー氏が登壇し、5月の「次世代Xboxプレビュー」で発表された「ナインティナインナイツ」の最新映像が公開された。
今回公開されたのは、プレーヤーが操作する5種類のキャラクターだ。各キャラクターに異なるストーリーが秘められており、それぞれのキャラクターでプレイすることで、1つのゲームながら、さまざまな視点で楽しめる。これは「マルチアングルシナリオ」と呼んでいるそうだが、今回公開された5キャラクターだけでなく、さらに多数のキャラクターを選択し、それぞれに異なる視点でゲームをプレイできるようになるようだ。
ナインティナインナイツにはこれ以外にも非常に多数のキャラクターが登場するそうだが、サンユン・リー氏によると、「アクションゲームだが、まるでRPGを作っているかのように多数のキャラクターを作っている」そうで、かなり壮大な規模のアクションゲームになると想像される。
「Xbox 360でしか実現できない、大軍勢の中での爽快アクションをお見せしようと考えています。各キャラクターとも異なった特色をもっていますので、プレイキャラによって違ったプレイが楽しめます。また、ゲーム中に登場する魔法も、これまでのゲームでは体験できなかった新しい感覚を実現しようと努力しています。」とリー氏。公開されたプレイ映像も非常に迫力があり、かなり期待が持てるタイトルだと言っていいだろう。
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