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ナムコが生み出す大きなムーブメントとなるか――今後の展開が語られた「アイドルマスター」スタートアップミーティング(2/2 ページ)

2005年7月26日より、全国アミューズメント施設にて稼働開始となった「アイドルマスター」。音楽CDの発売決定に合わせて、本作の今後の展開などが語られた。また、出演声優9人から、4年越しのリリースとなった本作に対するコメントももらうことができた。

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出演声優9人が期待する今後の展開

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 ミーティングには、本作に登場する10人のキャラクターの声を担当した9人の声優たち(双子役は1人)も同席していた。ここでは、自分のキャラクターについて感じたことや、今後の抱負について語ってくれたのだが、小山氏が述べていたように4年越しのタイトル、彼女たちの言葉から少しでも本作に対する熱い思いを感じ取ってもらえれば幸いだ。

中村繪里子さん(天海春香 役)

 天海春香ちゃんという役をいただいて、作品も正式稼働となったわけですが、実は私のデビュー作となっています。ちょっと時期がズレてしまって、ほかのところで出ている部分もありますが、初めていただいて決まった役ということで、思い入れはプロデューサーとタメはっちゃうぞ、という気持ちでいっぱいです。

 春香ちゃんは自分とすごくリンクするなという部分があったり、こういう女の子になりたかったなと思う部分があったりして、彼女を自分がプロデュースする、といった気持ちで演じていたので、その兼ね合いが難しかったかなと感じています。

 今後、春香ちゃんがどうなっていくかについては、皆さんの理想の中、私の中、いろいろな形があると思います。それをすべて形にすること難しいですが、「アイドルマスター」が「ゲームマスター」と呼ばれるくらいになったら嬉しいなと思っています。

落合祐里香さん(萩原雪歩 役)

 雪歩ちゃんは、すごい天然で、優しくて、性格がネガティブなんです。私との共通点も多くて、誕生日が12月ということと、身長が同じだったりします。体重ももう少しで一緒になりそうなので、頑張りたいと思います。

 今後の展開としては、昔からアイドルが好きで、写真集なども集めていたほどでしたので、自分も雪歩ちゃんと一緒にトップを目指して、作品と一緒に自分も昇っていけたらなと考えています。

若林直美さん(秋月律子 役)

 律子はゲーム中では、アイドルになりたくて事務所に入ったわけではなく、マネージャー志望の女の子だったんですが、人が足りなくてアイドルになったというキャラクターです。ただ、やるからには一生懸命やる子。マニアックな部分もあるので、扱いづらいかもしれませんけど、プロデューサーに対してキツめにバンッと出るところなどは、私とリンクしていて演じやすかったかなと思います。

 他の子たちはアイドルになりたいと思っていますが、その子たちに負けないくらい律っちゃんもやる気はあるので、ぜひよろしくお願いします。今後の展開ですが、ゲームを遊んでくれているプロデューサーさんに実際に私が会いにいく、といった展開があればいいなと考えています。

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(左から)落合祐里香さん、中村繪里子さん、若林直美さん

たかはし智秋さん(三浦あずさ 役)

 あずささんはこの9人の中で一番年上ですが、おっとりの天然で、年上の頼れるお姉さんというよりは、ハキハキしている他の子たちについていく、といったような“癒し”系のキャラクターです。人に優しいところなど、あずささんには見習うべきところがたくさんあるので、皆さんもあずささんでプレイして「こんな娘いいな。お嫁に欲しいな」といった感じで、温かい目で見守ってください。

 今後の抱負としては、いろいろと新しい展開が待っているとのことですので、しっかりとあずささんのキャラクターを演じられるように、自分も癒し系になりつつ、癒されながら頑張りたいです。

今井麻美さん(如月千早 役)

 キャラクターに会ってから随分経ちますが、何だか初めて会ったころに比べて、キャラクターの絵がどんどん自分に似てきているような気がします。彼女はすごく真面目で、歌に対して一生懸命なんですが、私も小さいころから歌が好きで、この仕事をいただいた時には、本当に嬉しくてびっくりしました。

 自分が演じているにもかかわらず、いちファンのような気持ちで、千早ちゃんがどんどん有名になって、みんなが千早ちゃんのことを愛してくれたらな、と思います。今後の展開としては、たくさん夢は膨らんでいますが、私としては、如月千早という女の子は歌が好きなので、歌の部分でどんどん活動できたらなと考えています。

平田宏美さん(菊地真 役)

 この9人の中で一番男の子っぽいキャラクターですが、たぶん誰よりも、かわいい女の子にあこがれを抱いている真クンだと思いますので、トップに立てたら良いなと思っています。今後の抱負としては、音楽CDを出すということですが、さらに、さらに、さらに上を目指して、アニメ化とかしてくれたら嬉しいなと思っています。

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(左から)今井麻美さん、たかはし智秋さん、平田宏美さん

釘宮理恵さん(水瀬伊織 役)

 4年になるとうかがって、びっくりしました。収録は7、8回やりましたが、早口の女の子なので、こんなに早くしゃべれないと思って録っていたんですが、小山さんの話によると「早口でキャンキャンキャンキャン、男は言われてみたいんだよ!」とのことだったので、それを目標にがんばりました。私自身、ゲームが好きなので、遊びにいきたいんですが、なかなか機会がなくて……早く家庭用にならないかな、と思っているところです。

 今後は、もちろんアニメ化したらいいなと思っていますし、私はミュージカルも好きなので、女の子も多いですし、そんなことができたらいいな、と野望を抱いています。これからの展開は皆さんの応援次第だと思うので、よろしくお願いします。

仁後真耶子さん(高槻やよい 役)

 この役が決まって似ているなと思ったのは、すごく貧乏性なところだと思います。最初に聞いた時、けなげな役だと言われたんですが、貧乏さがけなげとのことでした。ただ、私も節約は大好きなので愛着がわきました。それといつもニコニコしていて、人にあまり弱みを見せないところなどは、私の中でうらやましいなと思いながら、収録していました。

 今後の抱負ですが、これまで皆さんが言っていたことが全部できたらすごいと思います。これだけ何年もかけて温めて、ようやく稼働したタイトルですので、この先も、そんなに急いでどんどんやらなくてもいいので、この役と、このメンバーと、この作品がずっと続いていったらすてきだなと思いました。

下田麻美さん(双海亜美/真美 役)

 (双子の役ということで)1プレイ200円ですので、片方100円づつと思っていただければと考えています。私がこの役をいただいた時は、まだ高校2年生でしたが、中村さんと同じようにデビュー作ということになります。当時は特にですが、亜美と真美が小学校6年生ということで、年齢も近く、趣味も「モノマネ」と似ている部分もあったので、かなり彼女たちの気持ちには共感できることが多かったと思います。

 ただ、彼女たちは非常にテンションが高く、普段がいつもの私の3倍くらいのテンションですので、これを維持するのに苦労しました。また、彼女たちはプロデューサーのことを「お兄ちゃん」と呼びます。ぜひ、全国のプロデューサーさんがこの娘たちのお兄ちゃんになってあげて、時に厳しく、時には本当の妹のようにかわいがっていただければと考えています。

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(左から)釘宮理恵さん、下田麻美さん、仁後真耶子さん
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