「FFXII」国内初・体験レポート――各ブースも細かく解説:スクウェア・エニックスパーティ2005(1/4 ページ)
国内初の試遊台設置となった「ファイナル ファンタジーXII」を体験レポート。さらには「コンピレーション オブ ファイナルファンタジーVII」や「キングダム ハーツII」などの注目タイトルをふくめ、各ブースの様子をお届けする。
「ファイナルファンタジーXII」ブース
今回のイベントで注目度が一番高いであろう「ファイナル ファンタジーXII」ブース。発売日が2006年3月16日に決定したことも発表され、その勢いは破竹のごとし。常時長蛇の列ができていたが、試遊台はなんと合計200台も用意されており、思ったほどには並ばずに体験することができた。
今回用意されたプレイアブルデモでは、ウェイトモードでじっくり考えながら戦える「フォーン海岸編」と、アクティブバトルの緊張感が楽しめる「ミリアム遺跡編」の2つのモードを用意。ちなみに、「フォーン海岸編」では“ヴァン”、“バッシュ”、“パンネロ”のパーティーを、「ミリアム遺跡編」では“アーシェ”、“フラン”、“バルフレア”のパーティーを操作することとなる。
冒険の舞台となるフィールドでは敵が闊歩しており、発見されるとそのままリアルタイムバトルに突入、フィールドを活かした戦いが展開される。戦闘中でもフィールドの時間は常に進行しており、付近の敵がさらに戦闘に参加してくることも。周囲の状況を絶えず確認しつつ戦う、「ファイナルファンタジーXI」の戦闘によく似た緊張感溢れるバトルを楽しめる。
なお、「ファイナルファンタジーXI」に登場した敵キャラクター“マンドラゴラ”も、あのキュートな姿のまま登場。彼らは敵という位置づけではあるが、こちらから手出しをしない限りは襲ってこない。それどころか、他のモンスターとバトルしている場合もある。彼らをうまく活用することが、有利に進めるコツかも!?
「コンピレーション オブ ファイナルファンタジーVII キングダム ハーツII シアター」ブース
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」、「ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」、「キングダム ハーツII」など、期待の新作ソフトの初公開映像を惜しげもなく放映。上映時間が長く、さらに魅力的なコンテンツがそろっているため、待ち時間もトップレベル。できるだけ早い時間に見ておきたいところだ。
「ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン」では、クラウドが新しいバイクに乗って戦う戦闘シーンや、ティファのスピード感溢れる格闘バトル、そしてクラウド対セフィロスの対決シーンなどが上映されている。その圧倒的なまでの映像クオリティに、来場者は息をすることすら忘れた様子で映像に釘付けだった。
なお、「ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」では、ゲーム中のデモムービーと思わしき映像のほか、オンライン対応になったことが明らかにされた。またβテストを行うことも発表、募集開始は2005年8月1日より。
「ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII-」ブース
今回が世界初のプレイアブル出展となる本作。その期待の高さを表すように、試遊台には常に長蛇の列が。プレイアブルデモでは、開始するシーンを選択してプレイ可能だった。ゲーム中に挿入される美麗なムービーや、特徴的なガンアクションバトルをたっぷり楽しめる。
注目のバトルシーンは、ガンアクションの爽快さに注目したい。武器を構えると視点が後方に移り、射撃している感が増大するといった特徴も持っている。敵近くに照準を移動させると自動的にロックオンするため、素早く正確に敵を打ち抜きまくっていくスタイリッシュなガンアクションを堪能できた。
なお、本作の最大の特徴である、主人公ヴィンセントが変身する特殊能力“リミットブレイク”も体験可能だ。しかし記者がプレイしたときは、周囲に敵がいない状態で“リミットブレイク”を発動したため、変身後の姿で一度も戦うことなく元の姿に戻り、その性能や爽快感を感じることはできなかった……トホホ。
「キングダム ハーツII」ブース
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