ニンテンドーDSで手に入れた新たなVFXパワーを見よ――「ビューティフル ジョー スクラッチ!」
「ビューティフル ジョー」シリーズといえば、作品自体のノリもさることながら、「VFXパワー」と呼ばれる能力を使ったアクションがウリのタイトルだ。今回は、そのVFXパワーから、ニンテンドーDSならではの2つの能力を紹介する。
カプコンは、同社が2005年11月2日に発売予定のニンテンドーDS用「ビューティフル ジョー」シリーズの正式タイトル名が、「ビューティフル ジョー スクラッチ!」に決定したことを明らかにした。
本作は、監督ブルーの新作映画の公開ロケ現場「ムービースタジオ」が何者かに占拠されたところから始まる。いつもはフィルムの中で闘う、われらがヒーロー・ジョーだが、今回は現実世界が舞台となっている。
舞台が変われば、ジョーの持つ能力「VFXパワー」にも変化が訪れる、というわけで、ニンテンドーDSならではの能力「スプリット」と「スライド」を手に入れているとのことだ。もちろん、おなじみの「スロー」も登場する。では、現在明らかになっている上記3つの能力について、それぞれ紹介していこう。
ちなみに、「VFXパワー」とは、シーンを美しく演出する映像効果さえ己の味方にしてしまう、驚異の能力のこと。“美しく戦う者だけに許された”空前絶後のパワーとなっている。
時間を操る脅威の力「スロー」
これまでのシリーズにも採用されている、最も基本的なVFXパワーである「スロー」は、その名の通り、画面全体の動きをすべてスロー(遅く)にすることができる。ただし、これまでと違い、本作では周りの風景が暗く色を失う中、桜の花びらがはらはらと舞い散るといった演出が施されている。
なお、スローの効果は、ただ遅くするだけではなく、さまざまな現象がダイナミックになり、通常よりも強力な攻撃で敵を吹き飛ばすことが可能だ。
空間を切り裂きジョーを導け「スプリット」
「スプリット」は、空間を切り裂くVFXパワー。こう述べるといまいちピンとこないかもしれないが、ジョーのアクションでは進めない場所を、画面を切り裂き動かして、道を切り開くことができる、と言えば分かりやすいだろうか。
通常では先に進むことが不可能な絶望的な状況を、一瞬にして希望へと変える、それが「スプリット」なのである。ただし、その使い方はプレーヤーのアイディア次第。自分の能をフル回転させて、常に華麗に使いこなしてもらえればと思う。
ジョーを助けて謎を解け「スライド」
2つ目の新VFXパワーである「スライド」は、なんとニンテンドーDSの上下画面を入れ替えるという驚愕の能力。通常ではジョーが触ることのできないものでも、プレーヤーの指で触り、動かすことことができる。
また、動かす以外にも、行く手を阻む障害物を打ち砕くことも可能で、「スライド」中の世界では、ジョーのパワー自体も増幅されるとのことだ。
以上、本作におけるVFXパワー3つの紹介を行ってみたが、実際にこれらの能力を使って、感触を確かめてみたいという人もいることだと思う。そんな人は、2005年9月16日〜18日まで幕張メッセにて開催される「東京ゲームショウ」キッズコーナーにて、本作の体験版が出展されるとのことなので、ぜひとも足を運んでもらいたい。
ビューティフル ジョー スクラッチ! | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
メーカー | カプコン |
ジャンル | VFXアクション |
発売日 | 2005年11月2日予定 |
価格 | 5040円(税込) |
画面は開発中のものです
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