エキサイトは、MMORPG「フリフオンライン」において、「2005年夏 大規模アップデート」を2005年8月23日(水)より実装すると発表した。新職業「アクロバット」「ジェスター」「レンジャー」の実装とPKシステムの追加が今回の目玉。
「アクロバット」は弓矢とヨーヨーを武器とする、あらたな1次職。相手をヨーヨーで絡め取って自分の目の前に引き寄せる「プーリング」や、矢の雨を降らせる「アローレイン」といったスキルを使うことができる。「アクロバット」からは、ヨーヨーに特化した「ジェスター」や弓のスペシャリスト「レンジャー」へと転職可能。
「ジェスター」は近距離攻撃を得意とし、ヨーヨー攻撃で相手のHPを吸収する「エンチャントアブソード」や潜伏攻撃などを習得。「レンジャー」は逆に弓を使った遠距離戦を得意とし、相手に継続的なダメージを与える「フレイムアロー」など、広範囲にダメージを与えるスキルが使用可能となる。
PKシステムはプレイヤーへの攻撃を可能にするもので、3サーバーの全域(街を除く)が可能フィールドとなる。勝利してもカルマポイントがマイナスされるのが特徴で、これが低くなると、さまざまなペナルティが課せられる。
カルマポイントが0以下になると「準カオスプレイヤー」となり、PK可能な3サーバーしかログインできなくなる。「準カオスプレイヤー」をPKしてもカルマポイントが減らなくといういわばプチ悪人の扱いとなる。
さらにカルマポイントが低下、-2000以下になると「カオスプレイヤー」に。ガーディアンNPCから無条件で攻撃され、ショップでの買い物が高くなり、一部の場所の出入りに制限が付くという、強烈なペナルティが課せられる。
なお、「準カオス」「カオス」プレイヤーは死後、特殊なマップに送られ、生前の罪を償うクエストをこなさなければならない。PKでもめ事の解決もいいが、あくまでも自己責任ということを肝に銘じておこう。
このほかにも、防具にソケット(穴)を彫り、精錬アイテムを差し込むことでオリジナル防具を作れる「ソケットシステム」のほか、新マップや新クエストが実装される。日本人プレイヤーの間ではとかく論議を呼ぶPKのシステムが実装されたことで、フリフオンラインの世界に大きな変化が起こりそうだ。