ブロッコリー木谷氏、ガンホー森下氏がECOのこれからを語る(2/2 ページ)
「東京ゲームショウ2005」を前に、ブロッコリーの木谷会長とガンホー・オンライン・エンターテイメント森下社長が、各メディアとの合同取材に応じてくれた。TGS前に、「エミル・クロニクル・オンライン」の今後について、多少のヒントを明らかにしてくれた。
グッズや攻略本、アンソロジーコミック、絵本と幅広い展開を
森下氏はECOの今後の展開について、「ガンホーと契約している1400店のネットカフェを活用するのはもちろんだが、最近提携したWonder GOOも含めて展開を考えていきたい。また、パッケージ版を予定しているほか、モバイルコンテンツとのゲーム連動も実施していきたいし、攻略本やアンソロジーコミック、絵本などの出版ともリンクさせる」と語る。
木谷氏はここで、ECOのTシャツとタオルといったグッズを紹介しながら、「まずは“目立つ系”のグッズを販売する。これらはTGSでも販売するが、そのあとはストラップといった小物の“身につける系”を年末から3月に向けて展開していきたい」とも。
TGSで販売される予定のTシャツとタオル。タオルは「マイクロファイバータオル」。インクの乗りがよく、キャラクターがきれいに表せるという。そのほか帽子も予定している(帽子は色およびデザインが変わる場合があります)
ECOはユーザーの期待も高く、現在のβテストでも数多くのレポートが寄せられており、「要望数ではこれまでのNo.1」(森下氏)というほど注目されているようだ。「みんなでゲームを作っている感覚がECOの強み。顧客といった考えではなく、ユーザーは“参加者”である」と木谷氏も語る。今後はオンラインの商店街を作って、その中でグッズを購入するとアイテムが付いてくるといったことも構想としては考えられているとか。
最後に「何かのために募集をかけて、たった2週間で19万人を超える人を集めるのは非常に難しいこと。今後は“参加者”のニーズをくみ取りながら、新しいものを加えていき、よりよりコミュニティビジネスを広げていきたい」と木谷氏が語ると、森下氏は「箱根の山奥で13時間にも及ぶ会議を経て、現在のECOはできあがった。今回のパートナーとは最良の関係を築けている。国産MMORPGの代表となるゲームにしていきたい」と抱負を述べる。まだまだ始まったばかりのECOだが、これからの展開が楽しみだ。
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