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「天誅」シリーズから“凜”が参戦――「義経英雄伝 修羅」新要素を公開

フロム・ソフトウェアが2005年10月27日に発売を予定している、プレイステーション 2用ソフト「義経英雄伝 修羅」。今回は、前作の「指示出しシステム」をさらに進化させた「采配システム」や新キャラクターを紹介する。

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 フロム・ソフトウェアが、2005年10月27日に発売を予定している、プレイステーション 2用ソフト「義経英雄伝 修羅」。本作は、2005年1月に発売されたプレイステーション 2ソフト「義経英雄伝」の続編として制作が進められているタイトル。前作の約2倍以上のボリュームで、悲哀の英雄「義経」の人生を追体験できる、歴史合戦アクションゲームとなっている。

 前回の記事では、前作で語られることのなかったエピソードの数々が収録されている点や、源平の武将を操り、自ら刃をふるって仲間の部隊に指令を出す「多勢 vs 多勢」の合戦アクションがパワーアップしている点、さらには英雄同士の夢の対決「2人対戦モード」が搭載されている点などを紹介したが、今回はさらなる追加要素が明らかになった。

 まずは、前作でも好評を得ていた「指示出しシステム」が「采配システム」として大幅グレードアップしている。具体的には、プレーヤーキャラクター自身も作戦を単独で実行することが可能になった「刹那の策」モードが新搭載されている点が挙がる。それぞれの武将には固有の作戦技があり、気勢玉をためれば技を繰り出すことができるのだ。

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武将によって発動する技は異なる。こちらは義経の「裂破」
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義仲の「修羅」

 また、前作では作戦を連続で決める「連策」という要素があったが、本作ではさらに「連策カウンター」が採用されている。これは、作戦成功後に表示されるカウントダウンの時間内に次の作戦を決めることで、ドンドン評価が上がり、気勢玉も増加していくというもの。

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“忍殺成功”の文字の下にある数字が「連策カウンター」のカウントダウンだ。時間内に次の作戦を決めろ!
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「刹那の策」を織り交ぜて、六連策も可能

 ほかにも、使うほどに強くなる「作戦成長システム」も用意されている。武将キャラクターは取得した道具を使うことで、計8個の作戦を修得することができ、これらを実戦で実行・成功させることで経験値がたまっていく。一定量に達せばその作戦はレベルアップし、発動時間の短縮や、威力アップ、成功率アップなどの成長をとげるのだ。

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今井兼平の「裂破(レベル1)」が成長すると……
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攻撃回数、攻撃力ともに飛躍的に向上した技となる(画面は「裂破(レベル3)」発動時)

 以上が、「采配システム」に加わった3つの要素となる。どれも戦闘のスムーズに進めるためには欠かせない要素であることは間違いないので、少しでも特徴を掴んでもらえれば幸いだ。

 なお、システムだけでなく、本作ではシナリオにも強化が施されている。それが新要素「群雄絵巻モード」だ。これは、源平時代の年代ごとにシナリオを進めるモードで、「義経軍」だけでなく、木曾義仲を総大将とする「木曾軍」、平知盛を総大将にした「平家軍」、といった3つの勢力のシナリオを楽しむことができる。

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 「義経軍」以外からの側面をフィーチャーしたモードではあるが、源平争乱の出来事をさまざまな面から楽しむことにより、義経の生き様をさらに知ることができるのではないだろうか。では、最後に本作に登場するキャラクターの一部を紹介しようと思う。中には、“あの”シリーズからのゲストキャラクターもいるので、しっかりと見てもらいたい。

静御前(しずかごぜん)

乱れる世に、天も泣いておられるのか…

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義経に愛された、悲劇の白拍子。母は磯禅師、共に舞の名手。義経を愛し、また義経が愛した女性。その舞は後白河院より「日本一」の宣旨を受けたとも言われ義経もこれに魅了された。常に義経の傍らに身を置くが都落ちの際、大和国吉野で捕らわれ鎌倉へ護送される。その後、頼朝の御前で義経を慕う気持ちを歌に込め舞を舞う

巴御前(ともえごぜん)

木曽の山中に、一人老いていけとでも言うのか!

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義仲を慕う女武者。和製ジャンヌ・ダルク。父は中原兼遠で、義仲四天王として知られる今井兼平・樋口兼光の妹。美貌で知られる英傑。幼少より義仲に仕え、挙兵後は女武者として奮戦する。宇治川の合戦では、義仲と共に死すことを望むが巴の身を案じる義仲はこれを拒否。悲嘆に暮れた巴は、一人落ち延びた

凜(りん)

恨みはありませぬが、いざ、勝負!

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「天誅」シリーズの女始末屋、凛・見参! 出生に関してはまったく不明。戦で親をなくして以来、奥州の金商人、吉次に育てられたと言われている。幼い頃より武芸を学び吉次と共に京と奥州を行き来する生活を送る。義経と藤原氏を結びつける役目を担い、義経と対面、以後忠実な従者となる。鍛えられた薙刀術で何度となく義経の危機を救った

源頼朝(みなもとのよりとも)

我に刃向かうは、この世の武士全てに刃向かうことぞ!

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源氏の棟梁にして、武家政権確立のパイオニア。後の鎌倉幕府初代将軍。源義朝の三男であるが源氏の家督を継ぐ嫡子として育つ。13歳にて父に従い平治の乱に出陣するが敗北。その後、伊豆蛭ヶ小島へ配流となり罪人として生活を送る。挙兵以降は鎌倉を拠点とし義経らを従え平家を滅亡させた。頼朝を兄として接する義経と、義経を御家人として見る頼朝の考えの違いが二人の運命を大きく左右する

梶原景時(かじわらのかげとき)

我らが因縁、ここで断ち切ってくれる!

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義経を失脚へと導いた陰の謀略家。父は鎌倉景清。元は平家に属する武将。治承四年の石橋山の合戦にて頼朝軍を撃破するが、頼朝捜索時に所在を知りながら見逃した話は有名。以後頼朝に仕え平氏討伐に参戦、最も信任を得る。屋島では作戦をめぐり義経と対立、以降、義経の不義を頼朝に報告し失脚に導いた
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