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朝から長蛇の列――「遙かなる時空の中で3 十六夜記」発売直前声優トークショウ東京ゲームショウ2005――コーエーブース

一般公開日となった17日早朝、どこのブースに行かずとも真っ先にコーエーブース前のステージに駆けつける女性達の姿があった。

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 彼女たち(一部彼氏たち)が待っていたのは、昼過ぎに予定されていたプレイステーション 2用ソフト「遙かなる時空の中で3 十六夜記」の発売直前声優トークショウだった。

 昨年のコーエーブースでも「遙かなる時空の中で」のイベントが行われ、わずか30人の指定席枠を目指し760人もの応募があった。今年はそれをはるかに凌駕し、50人の応募枠に1598人もの応募があった。あまりに狭き門から選ばれなかった方々が、一目でもいいからと集まり、この開幕ダッシュになったのだとか。

 ゲーム性もあって女性比率が高く……というかほとんど女性ばかりの列は、ゲームショウでは珍しく、開始時間前には多少の混乱があったほど。そうこうしているうちに時間となると、「遙かなる時空の中で3 十六夜記」から、源九郎義経役の関智一さんと、平敦盛役の保志総一朗さんが登場。割れんばかりの拍手と歓声があがった。

 まずは「遙かなる時空の中で3 十六夜記」のプロモーションが流されたあとはトークショウへと移る。収録の時の感想を聞かれた関さんは「最初は現代人だったけど、段々精彩を欠いているような気がします。歴史上の人物などは言葉づかいも難しく、自分らしさが出しづらくて、時代劇を見るのとやるのとは大違いだって知りました」と答えると、保志さんが「現代人……自分はずっと過去の人だから」と落ち込んでみせ、次回こそは現代どころか未来人とかやってみたい」と笑いを誘った。

 今回声優として「遙かなる時空の中で3 十六夜記」に関わってみて、特に新しい発見らしいものはないと両者。ただ、保志さんはラスト近くになってしまうが、だいぶイメージを変えられたと話す。収録の際、印象に残っていることはと尋ねられると、やはり保志さんはラスト近くの“恋愛”部分だとコメント。ずいぶんとエンディングの告白が恥ずかしかったらしい。ちなみに関さんは、戦いの前などに行う口上が難しかったらしく、印象に残っていると話してくれた。

 関さんは、「3」ですごく面白くなったと感想をくれた友人がいたのだが、別のエンディングも楽しめるし、史実を絡めたイベントなども興味深いと思うとファンへ感謝とともに一言贈ると、保志さんも「皆様のおかげで“遙か”関連のお仕事を多くいただけるようになりました。勢いのあるタイトルですので、今後もよろしくお願いします」と笑顔を振りまいた。


その後、恒例の生アフレコ大会が行われると、自分の役以外(ここでは神子)まで自らがアフレコし、1人2役に挑戦。微妙に色気のある裏声で見事(?)に演じきっていた。集まったファンもそのやりとりに大爆笑となった

 こうしてシリーズが続き、作を重ねる度に大きくなっていくのは、出演者としてもうれしい。応援次第では今後、新たな展開もあるやもしれないと関さんが最後にコメント。保志さんも、5年の間にCDが販売され、歌まで歌えたりと感謝しかありません。またこういうイベントでみんなで楽しめたらうれしい、と締めた。

 ファンにとっては実に短くも充実した1時間だったが、名残惜しそうにブースから去る姿が印象的だった。「遙かなる時空の中で3 十六夜記」は9月22日発売予定。価格は5040円(税込み)。

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