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スクウェア・エニックス、ファイナルファンタジーXI拡張パック「アトルガンの秘宝」を発表東京ゲームショウ2005――マイクロソフトブース

スクウェア・エニックスは、東京ゲームショウ開催に合わせ、人気MMORPG「ファイナルファンタジーXI」の新拡張パックとなる「ファイナルファンタジーXI アトルガンの秘宝」を発表した。

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 スクウェア・エニックスは、現在日本で非常に多くのユーザーを獲得し、高い人気を誇っているMMORPG「ファイナルファンタジーXI」に、「ジラートの幻影」、「プロマシアの呪縛」に続く拡張パック第3弾として「アトルガンの秘宝」を投入すると発表した。事前の情報が全くない状態で、東京ゲームショウのマイクロソフトブースに用意されているファイナルファンタジーXIコーナーにおいていきなり発表された形で、来場者に驚きを持って迎えられた。

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ファイナルファンタジーXIの新拡張パックは「アトルガンの秘宝」。事前情報なく東京ゲームショウでいきなりの発表となった

 今回発表されたアトルガンの秘宝は、スタッフによってリアルタイムに操作しながら紹介された。モンスターやNPCなどの配置がなされておらず、まだまだ開発途上といった雰囲気だったが、新しい大陸への航路になると思われる大型船、紅葉が美しい草原、もともとは海賊船だったと思われる朽ち果てた船、ツタ状の植物が生える湿地帯のようなダンジョンなど、新しいエリアがいくつか公開された。船上から見える大陸には、現在のヴァナディールでは見たことのない形状の建造物(先がとがった、イスラム圏で見られるような建造物?)が望める。朽ち果てた海賊船にはドクロマークやさび付いた大砲がある。また、ダンジョン内にはなにやら建造物らしきものがあり、象形文字の「目」の形のような紋章が付けられている、といったものが確認できた。

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新大陸へ向かう定期船?甲板から望む大陸には、イスラム圏で見られるような形の建造物が見える
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紅葉が美しい草原地帯。ここは新大陸の一部なのか、それとも……
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朽ち果てた海賊船?ドクロマークやさび付いた大砲などもある。この船はイベントで利用されるのか、それともこれも新エリアへの移動手段なのか……
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湿地帯のようなダンジョン。ダンジョンだが建造物があり、そこには”目”の形をした紋章のようなものが彫り込まれている

 また、今回のリアルタイムデモでは紹介されなかったが、マイクロソフトブースやスクウェア・エニックスブースのシアターで公開されているアトルガンの秘宝の紹介ムービーには、新ジョブとして追加が予定されている「青魔導師」の姿が確認できた。青魔導師は、敵の能力を習得し、自分のものとして使える「青魔法」は、ファイナルファンタジーシリーズではおなじみだが、ようやくファイナルファンタジーXIでも利用可能になる。気になっていたユーザーも多かったはずなので、今回追加が発表されたことは素直に歓迎したい。

 さて、今回公開されたアトルガンの秘宝に関する情報は、リアルタイムデモとムービーによるもののみで、それら以外の追加エリアやジョブ、シナリオ面など、より詳しい情報に関してはほとんど公開されなかった。ただ、スタッフの話によると、青魔導師以外の新ジョブの追加についても前向きのようなので、複数のジョブが追加になる可能性も十分考えられる。また、新しいモンスターに加え獣人も追加の方向で検討されているようだ。

 アトルガンの秘宝の発売時期は、現時点では未定だそうだ。今年中の発売は難しそうだが、来年の前半には発売になるのではないだろうか。とにかく、まだ内容はほとんどわからない状態なので、今後の新情報を期待して待ちたいと思う。

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