PSPとDS、ふたつのダウンロードサービスをリポート:東京ゲームショウ2005――SCEブース&セガブース(2/2 ページ)
PSPとDS。どちらもワイヤレス通信機能を搭載した携帯ゲーム機である。今年の東京ゲームショーでは両ハードともに通信機能を活かしたダウンロードサービスを提供していた。あわせてリポートしていこうと思う。
セガのDSダウンロードサービスは大盛況であったが……
さて、一方DSのほうはどうだっただろうか。任天堂の出展は今年もなかったわけだが、セガブースの一角にDSのセガタイトルの体験版が楽しめるダウンロードサービスコーナーがあった。
2日目の昼はDSを持参した人たちで賑わい大盛況。であったのだが、盛況ゆえの悲しいトラブルも。というのも回線の混雑からだろう、ダウンロードを何度も試しているのに通信エラーが出てしまうという現象があちらこちらで起きていたのだ。かくいう筆者もダウンロード失敗組。うまくできていた人もいたのでやはり混雑によるエラーだろうが、できれば改善をしてほしかった。
意を決して3日目は開始直後にセガブースに直行。まだ来場者もまばらなこの時間なら…と試してみたところ、しっかりダウンロードできてホッと一安心。ダウンロードには30秒から1分くらいの時間がかかる。今回触れることができた3タイトルを写真ともにご紹介しよう。
「ソニックラッシュ」はソニック体験版とブレイズ体験版を30分ごとに交代して配信。筆者がダウンロードしたときはソニック体験版だった。相変わらずの爽快なスピード感。タッチペン中心ではなく従来通りボタンによる操作でソニック独特のアクションが展開する。ランクAでクリアするとグッズがもらえる、とのことだったのでオラオラオラーと勢いでクリアしてみたが、結果は残念ながらランクBだった。
「きみのためなら死ねる」の続編にあたる「赤ちゃんはどこからくるの?」の体験版は、DS本体を逆さに持って遊ぶミニゲーム。女の子の仕草を覚えて真似るという単純なもの。あの独特の雰囲気は健在で、今回もシュールに突っ走ってくれそうな内容だった。クリアした画面をセガのカウンターで見せると「あかどこ」うちわがもらえた。
今後ますます広まっていくであろう無線ダウンロード
来場者が本体を持ってくることで広がる遊びとコミュニケーションの可能性。今はただのダウンロードが中心だが、「Nintendogs」のすれ違い通信が多くのユーザーに受け入れられたということもあるし、無線機能を使った面白いアイデアはこれからますます増えていくだろう。今後の各社が提供する無線機能を使った新しい遊びに大いに期待を寄せたい。
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