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賞金付きTCG「ディメンション・ゼロ」商品説明会にてゲームの流れが明らかに東京ゲームショウ2005――ブロッコリーブース

ブロッコリーブースにて、国内初の賞金付きトレーディングカードゲーム(TCG)「ディメンション・ゼロ」の商品説明会が行われた。本作ゲームデザイナーを務める遊宝洞の中村聡氏より語られた、ゲームの流れについて紹介する。

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 ブロッコリーブースにて、国内初の賞金付きトレーディングカードゲーム(TCG)「ディメンション・ゼロ」の商品説明会が行われた。登場したのは、「ディメンション・ゼロ」ゲームデザイナーを務める遊宝洞の中村聡氏と、ブロッコリー代表取締役会長 兼 「ディメンション・ゼロ」最高開発責任者の木谷高明氏。

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(右)ブロッコリー代表取締役会長 兼 「ディメンション・ゼロ」最高開発責任者 木谷高明氏。(左)「ディメンション・ゼロ」ゲームデザイナー 中村聡氏

 2人の口からは「ディメンション・ゼロ」の開発経緯に関しても語られたのだが、こちらの記事にてそちらはまとめられているため、ここでは「ディメンション・ゼロ」のゲームの流れについて、簡単ではあるが紹介を行っていこうと思う。

 カードには、本作で活躍する登場人物や生物が描かれた、バトルスペースに配置され攻防に使われる、つまり戦いの中心を請け負う「ユニット」や、場所や建物を表し、3×3のマスの外(ベーススペースのスクエア)に配置され、常時その能力を発揮し続ける「ベース」、そして道具や事件などを表し、使ったら即座に墓地にいく、1回限りの使い切りとなる「ストラテジー」の3種類が用意されている。

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 ゲームを始める前には、これらのカードを組み合わせた40枚のデッキを作成。よくシャッフルを行い、山札として裏向きで山札置場に置く。その後は先攻後攻といった順番を決め、5枚のカードを山札から引けば準備は完了となる。

 ゲーム自体は3×3のマス(スクエア)を利用して行われ、スマッシュ・ゾーン(3マス目)まで進むことで与えることができるスマッシュ・ポイント(ユニットカード右下に表示)にて、相手に7ダメージを与えれば勝利となる。また、手札がゼロになってしまった場合、それでも勝敗は決する。

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 なお、自分のターンでプレーヤーが行うことができるのは順に、フリーズ状態の自分のカードをすべてリリースする「リリース・フェイズ」、カードを1枚ドローする「ドロー・フェイズ」、手札を1枚えらんでエネルギー・ゾーンに置く「エネルギー・フェイズ」、手札をプレイする、プランを作成・更新・プレイする、ユニットを移動する、ユニットやベースの能力を使用するといった行動が可能な「メインフェイズ」、相手にスマッシュ・ポイントを与える「スマッシュ・フェイズ」、すべてのユニットのダメージが全快する「リカバリー・フェイズ」となっているとのことだ。

 実際にプレイを行うことはできなかったので、残念ながらプレイリポートをお届けすることはできないが、公式サイトにてさらなる詳しいルールが掲載されているので、より本作を知りたいという人は、ぜひこちらをご覧いただければと思う。

 ちなみに商品説明会の最後には、木谷氏より「『ディメンション・ゼロ』は、当社が6年間続けてきたカードゲーム事業の集大成にしたいと考えています。カードゲームをやったことのあるユーザー層というのは、確実に広がっています。ですから、本作によってカードゲームというのものが、子ども遊び、マニアの遊びというだけではなく、本格的なゲームの1ジャンルとして確立させていきたい。いつでも好きな時に遊べる、もしくは競技性を求める人には、とことん競ってもらえるといったものにしていければと考えております」という力強いコメントが述べられるなど、「ディメンション・ゼロ」への意気込みが伺える内容となっていた。

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