“穴掘りゲームへのこだわり”を感じる、昔気質のアクションゲーム:「ディグダグ ディギング ストライク」レビュー(2/2 ページ)
ナムコの歴代の穴掘りゲーム「ディグダグ」と「ディグダグII」、さらには「ミスタードリラー」のキャラクターを1本に凝縮した「ディグダグ ディギング ストライク」。懐かしさはもちろん、ニンテンドーDSの2画面をうまく使った、そのゲーム性に注目だ。
昔気質のアクションゲーム
ステージは練習用の小さな島から始まって全12面(ちょっと少ない気もするが、クリアすれば難度が高い2周目も出現する)。ステージが進むに従い、島が徐々に広くなり、それにともなってビックイの数と地下部分のボリュームも多くなる。
掘りまくって何本もビックイを落とすのは、時として作業的にも感じるが、ステージにはそれぞれ特徴があり、目先が変わる工夫がされている。浸みてきた水で地中が満たされるステージ(エアメーターが表示され、ゼロになると溺れて1機減る。エアカプセルを取るか、いったん地上に出ないと回復しない)。火山ステージでは地中に真っ赤な溶岩が埋まっていて、そのまわりを掘ると流れ出し、行き止まりで岩に変わる。ツルツルと滑る氷ステージや爆弾ばかりの危険なステージ、流砂が落ちてくる砂漠ステージと、仕掛けもバラエティ豊かだ。
もちろん、目新しい仕掛けばかりでなく、基本的なテクニックも重視される。“1機で死なずにどこまで進めるか”、“1ステージでどれだけハイスコアを狙えるか”など、自分で目標を立ててテクニックを磨く、昔気質のアクションゲームになっている。
穴掘りゲームにこだわりを見せてきたナムコ。本作はまさに2画面のNDSだからこそ生まれた、ディグダグの進化形と言えるだろう。
最後になったがソフトが2本あれば、NDSならではの2P対戦も遊べる。ルールは、制限時間以内に地下に埋まっている合計20枚のコインをどれだけ集められるか、というもの。いくらやられてもゲームオーバーにはならないが、相手のモリに刺されたり、敵に当たったりすると、集めたコインを何枚か地下に落としてしまう。狙いたいのは必殺の「島崩し」! これに相手を巻き込めば、コインは全部こちらのものになる。2P対戦もいろいろな戦略が取れて盛り上がりそうだ。
ディグダグ ディギング ストライク | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
メーカー | ナムコ |
ジャンル | 元祖穴掘りアクション |
発売日 | 発売中 |
価格 | 5040円(税込) |
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