Xbox 360「ライオットアクト」の開発現場を視察――GTAを作った男の最新作(3/4 ページ)
スコットランドがゲーム開発において重要な場所になるかもしれない。現在、Xbox 360用ソフト「RIOT ACT」(ライオットアクト)の開発を進めているREALTIME WORLDSを訪ね、その開発状況を取材した。
エージェント
プレーヤーの分身となるエージェントは男女タイプがあり、カスタマイズが可能。自分のプレイスタイルによって特徴が変化していく。それは能力的にもそうだが、視覚的にもわかりやすく変化していく。例えば筋肉が盛り上がり、いかにも強そうになっていくなどエージェントは5つの方向で能力アップをはかれるようだ。
たくさん戦うと筋力が。ジャンプを多用するとアスレチックな力が増大し、火気、爆発物を使用するとそれに対する能力がアップする。銃器を使い続けると高度なものも使用できるようになり、たくさん車を使用するとドライビングテクニックはもちろんのこと、エージェントカーなどにも変化が及ぶようになってくる。
使用する武器は非常に強力だが弾切れや制限がある。もちろん相手から奪うこともできるが、エージェントの武器を使用したい場合は、街中にあるとあるポイントに赴かなくてはならない。その場所はそれとはわからないようになっており、例えばクリーニング店だったりするのだという。そこを見つけることで、次のパワーポイントを導き出すヒントにもなっているのだとか。
エージェントカー
能力を高めたエージェントが乗り込むことで、レベル1〜5までの段階で変形していくエージェントカーは、SUVタイプ、スポーツカータイプ、トラックタイプの3種類存在する。開発にあたって大事にしたことは、その特性を活かしたまま変形させることだったと開発陣は振り返る。どのモデルも実在しているものから発展させて造形されたとのこと。
このエージェントカーもそうだが、ゲーム中に存在する車はすべて乗ることができ、さらに武器にすることすらできる。どこかにぶつけると傷がつくし、障害物にぶつけるともちろん車体はひしゃげてしまう。ダメージを受けるたびに壊れていく車は、約70〜120のパーツに分解可能だ。
ちなみに車が変形しバージョンアップしていくが、ダメなプレーを続けたらグレードダウンするということはない。また、乗り捨てているエージェントカーはミニマップでどこにあるか表示されるので、見失っても大丈夫だ。
スポーツカータイプ(左上)、SUVタイプ(右上)、トラックタイプ(左下)、3種集合(右下)。スポーツカータイプは能力次第で、最終的に時速400キロで走るまでになる。また、SUVタイプは垂直の壁だって登れるようになったり、トラックでは相手を容易に弾き飛ばせるようになっていく。障害物でもそのパワーで押し出してしまう化け物カーに変形する
敵となるシンジケートについては次ページ
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