「遙かなる時空の中で」がついに映画化――公開は2006年を予定
本日、東京・渋谷にて開催された「シネカノン ラインナップ発表会」において、コーエーから発売されている女性向けゲーム「遙かなる時空の中で」が劇場版として制作中であることが明らかになった。公開は2006年を予定。
本日、東京・渋谷にて開催された「シネカノン ラインナップ発表会」において、コーエーから発売されている女性向けゲーム「遙かなる時空の中で」が劇場版として制作中であることが明らかになった。公開は2006年を予定。
「遙かなる時空の中で」は、「アンジェリーク」シリーズや「金色のコルダ」といった、コーエーの女性向けゲームの総称となる「ネオロマンス」シリーズのひとつで、平安時代の京の都をモチーフとした舞台で、女性ファンを魅了する多くの美形キャラクターたちが登場する。
今回、劇場版「遙かなる時空の中で」の監督を務める篠原俊哉氏は、「本作品の特徴は、読者の方、視聴者の方の9割くらいが、10代から20代の若い女性だということがあがります。そういったことを踏まえ、“美しく、切なく、ピュアな恋愛映画”を生み出したいと考えています。また、恋愛というのは、自分を見つめ直すことでもありますので、主人公がひとつの恋愛を通して、自分の立ち位置を確認する、といった側面も描いていければと思います」と、その意気込みを語ってくれた。
また、映画化にあたって苦労している点としては、「平安時代が舞台となっていますが、アニメーションにとっては非常に難物な時代となります。例えば、着物ひとつとっても表現上すごく大変な部分があります。ですが、今回は非常に強力なスタッフと、バックアップをいただいていますので、その辺りにもしっかりこだわるつもりです」とコメント。
最後には「社会で活躍している女性、これから社会に出て活躍される女性に向けての作品と考えていますので、どうぞよろしくお願いします」と締めくくってくれた。あくまで制作発表ということもあり、どういったストーリーとなるかなどは語られることはなかったが、劇場版では新たなオリジナルキャラクターが登場するとのこと。今後の情報にぜひ期待していてもらいたい。
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