手のひらに広がる4000年後の未来――ニンテンドーDS「ゼノサーガI&II」(1/2 ページ)
ニンテンドーDSだけの要素も追加され、壮大なゼノサーガの世界が手のひらに帰ってくる。続報!
2003年11月20日に発売された「ゼノサーガ エピソードI【力への意志】」(以後エピソードI)と、2004年6月24日に発売された「エノサーガ エピソードII【善悪の彼岸】」(以後、エピソードII)が、ニンテンドーDSで蘇る。
DS版は、エピソードIとIIを1つの物語として全20章に再構成し、さらに新たにエピソードも追加、DSならではのオリジナル要素も加えられている。ゲームシステムは、「エピソードI」を基本としているが、DSのタッチペンを使用しての新しいゲームシステムやミニゲームもあるとのこと。
ストーリー(前回の続き)
ケニアのトゥルカナ湖に謎の物体ゾハルが出現したA.D.20××。
そして、T.C.4767。人類が発祥の地を捨ててから、すでに四千年余りの歳月が経った。星団連邦軍の巡洋艦ヴォークリンデは、惑星消失事件調査のため艦隊を率いて該当宙域に向かっていたが、その道中、未知の物体「ゾハル」を回収する。
KOS-MOSの開発主任・ヴェクター第一開発局シオン・ウヅキは、KOS-MOSを起動させた直後、グノーシスの襲撃を受け巡洋艦ヴォークリンデを脱出した。シオン・ウヅキとその部下アレン・リッジリー、アンドリュー・チェレンコフ中佐の3人は、航宙貨客船エルザに救助。そこには、なぜか先に乗り込んでいたKOS-MOSのほかに、サイボーグのジギー、レアリエンのモモ、船長のマシューズ、操舵手のトニー、ナビゲーターのハマー、そして謎めいた少年ケイオスらがいた。
KOS-MOSの次の配備先は、シオンの故郷でもある第二ミルチア、そしてジギーとモモの行き先も第二ミルチアであることにシオンは不思議なものを感じつつも、皆に得意のカレーを振る舞い、一行は和やかな一時を過ごす。
しかし、チェレンコフ中佐の姿はそこにはなく、彼は調整中のKOS-MOSを見つめていた。「こいつは―――あの時の【元型】アーキタイプなのか」と。中佐が去った後、ケイオスもまたKOS-MOSに語りかける。「――やっと、会えたね。―――本当の君は、どこで眠っているんだい?」。
道中、巨大グノーシスに飲み込まれ、脱出後もグノーシスの大群による襲撃に遭遇するが、KOS-MOSによるグノーシスの吸収、そして強襲艦デュランダルの協力もあり、一行はデュランダルの本拠地でもある自由軌道型コロニー「クーカイ・ファウンデーション」へとたどり着いた。
登場人物
主人公シオン・ウヅキやKOS-MOSのほかにも個性豊かなキャラクターが魅力のゼノサーガ。今回はその他の主要キャラクターを紹介しよう。
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