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蒼鬼と十兵衛が対決!? 「新 鬼武者 DAWN OF DREAMS」第3話までの物語を一挙公開(1/2 ページ)

カプコンが、「鬼武者」シリーズの最新作として、プレイステーション 2にて発売予定の「新 鬼武者 DAWN OF DREAMS」。今回は、主人公「灰燼の蒼鬼」の長きにわたる旅の中から、第1話から第3話までの物語の詳細が明らかになったので紹介していこう

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 カプコンが、「鬼武者」シリーズの最新作として、プレイステーション 2にて発売予定の「新 鬼武者 DAWN OF DREAMS」。今回は、主人公「灰燼の蒼鬼」こと「結城秀康」の長きにわたる旅の中から、第1話から第3話までの物語の詳細が明らかになったので紹介していこう。

第1話 悪夢黎明(あくむれいめい)

 1596年 大阪・堺。商業の街として発展した堺の街は活気に満ち、人々が大通りを絶え間なく行き来している様子が伺える。だが、街の中心部を望むと怪しげな建造物が見え、群がる鳥、淀んだ空など、荒んだ空気も感じ取れる。突如輝きだす怪しげな建造物、そして堺の街を激しい大地震が襲う。破壊される堺の街……だが、人々をさらなる恐怖が襲う!
 街中に突如現れた幻魔兵の大群。逃げ遅れた少女に幻魔兵が飛びかかろうとしたその時、青い甲冑に身を包んだ若武者が現れ、幻魔兵を薙ぎ払う! 巨大幻魔兵の胸に輝く豊臣の家紋。それに気づいた若武者は激昂する。「ひぃでぇよぉしぃぃぃぃぃ!!」

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 プレイを開始してすぐに、堺の街を破壊する巨大幻魔兵との対決を余儀なくされる本作。いきなり難易度が高いような気もするが、蒼鬼に勝つすべはあるのだろうか、というよりものどのように戦えば良いのだろうか? 気になる部分ではあるが、それはゲーム中でぜひ確かめてもらいたい。

 なお、巨大幻魔兵にたどり着くまでには、多数の幻魔(足軽)が登場する。これまでのシリーズをプレイした人はもちろん、本作から始めてみたいという人も、ここで基本的な操作は身につけられるはずなので、安心してもらいたい。

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まずはたくさん登場する幻魔(足軽)を倒しながら、基本操作を身につけたい。ただし、巨大幻魔兵に普通の攻撃が通用するとも思えないが……

第2話 蒼い鬼(あおいおに)

 堺での激闘から2年後……1598年 駿河・原。怪しげな荷車を引く集団が原の宿に現れる。豊臣の家紋入りの荷車には、見事な桜の木が積まれているようだ。若武者はその集団の前に立ちふさがると、豊臣家の家臣と思われる騎馬武者にうやうやしく話し掛ける。「豊臣太閤殿下が御家臣、ご高名な武士と見受け、貴殿に折り入ってお願いがございまする」、「ふむ、面白い。申してみるがよい」、「その荷車置いて、ここから立ち去ってくんねぇかな?」

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 舞台はいきなり2年後、しかも駿河・原へと変わる。巨大幻魔兵との戦いから空白となる2年に、蒼鬼が何をしていたのかも気になるところだが、ここでは本作のキーワードとも言える「桜の木」に注目したい。蒼鬼のセリフからも、荷車(つまり桜の木)を狙っていることは間違いないのだが、どんな秘密が隠されているというのだろうか?

 ちなみに騎馬武者は「塙 団右衛門」という人物で、かなりの大太刀を片手で振り回す強敵だ。ただし、動きは俊敏ではないので、破壊力のある一撃に気をつけながら戦っていければ倒すことはできるだろう。

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団右衛門は幻魔を召喚するうえに、火炎を纏った斬撃を放ってくることもある。ここでは防御を常に意識しながら戦うことが必要だ

 なお、団右衛門を見事に倒した後のストーリーは以下のようになる。“焼かれる桜からは人間のうめき声のようなものが聞こえる”という部分に、並々ならぬものを感じるが、こちらに関しても続報を楽しみに待っていてもらえればと思う。

 「俺の名は蒼鬼……灰燼の蒼鬼だ。団右衛門、成仏してくれよ」。団右衛門を倒した若武者は自らの名を名乗ると、桜の木を焼き始める。焼かれる桜からは人間のうめき声のようなものが聞こえてくる。灰燼の蒼鬼と名乗った若武者は、悲痛な表情で自らに言い聞かせるようにつぶやいた……「しょうがないんだ、こうするしかないんだ」。
 この奇妙な桜の木は一体何なのか? なぜ蒼鬼は桜を狙い、焼くのだろうか? 一方、桜を焼く蒼鬼の様子を観察する2つの影があった。蒼鬼の姿を見て、若い女性がつぶやく。「彼だわ……。見つけた、ようやく見つけた」。「これは何たる偶然。秀吉様に仇なすアオオニとは、かの有名な不忠者であったか……」

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