3クラス中2クラスを制覇――“最強の兄弟”が登場した「ロックマン エグゼ5」全国大会決勝
2005年11月20日、東京竹芝ニューピアホールにて、ゲームボーイアドバンス用ソフト「ロックマン エグゼ5」の全国大会「King of Netbattler Championship」の決勝大会が開催された。
先日もお伝えしたように、2005年11月20日、東京竹芝ニューピアホールにて、ゲームボーイアドバンス用ソフト「ロックマン エグゼ5」の全国大会「King of Netbattler Championship」の決勝大会が開催された。
本大会は、ジュニアクラス、シニアクラス、マスターズクラスの3部門の優勝者を決定するというもので、各クラスごとに当日参加者を含む50人で予選を実施。その後、決勝トーナメントに進出する18人による戦いが繰り広げられた。
決勝戦は、ステージにある巨大スクリーンにてその様子が映し出され、実況はイベントでおなじみの「ソウルバトラータケシ」、解説は「江口名人」を始めとする開発スタッフが担当していた。
最初に行われたのはジュニアクラスの決勝で、山口真人選手と山口憧一郎選手の兄弟対決となった。兄弟で決勝というのも驚きだが、この後さらなるサプライズが……。その話はとりあえず置いておくとして、日本一を争う兄弟対決は、お互い一歩も譲らず最終戦にまで持ち込む激戦となった。
結果は、「普段は負けているばかりいる」と試合前に語っていた弟の憧一郎選手の勝利。真人選手もかなりの腕前ではあったが、良く勝利している弟が相手だっただけに、ちょっとした油断もあったのかもしれない。
続くマスターズクラスは、新井成康選手と山口健成選手の対決。山口? そう、何と健成選手は先の2人のお兄さん。日本一を決める本大会に、兄弟3人が出場していたのである。恐るべし山口家……。
ちなみに相手となる新井選手は「ロックマン エグゼ4」の優勝者。相手がそんな大物とあって健成選手は気負っているかと思いきや、「新井選手とずっと戦いたかった」と自信のコメント。試合はその言葉が偽りではないと示すかのように、健成選手が2本連取して優勝を決めた。
最後のシニアクラスは、谷田夏磨選手と村川功樹選手と対決。試合は、谷田選手が鮮やかに1本目を奪うものの、村川選手が意地を見せ2本目に勝利。最後はそれぞれの意地と意地がぶつかり合う、激しい試合が展開するものの、結局勝負は決まらず判定に。
静まりかえる会場……そしてスクリーンに映し出されたのは「谷田選手 2259:村川選手 2332」という文字。本当にわずかな差ながら、村川選手が見事に優勝を決めた。
なお、各クラスの決勝の後に行われた表彰式では、トロフィーや表彰状はもちろん、カプコン、コナミ、タカラからの豪華賞品、さらには来場していたコミック版「ロックマン エグゼ」の鷹岬諒氏より、優勝者に直筆のサイン色紙がプレゼントされた。
長くにわたり開催された「ロックマン エグゼ5」の全国大会「King of Netbattler Championship」ではあるが、今週11月23日にはシリーズ最新作「ロックマン エグゼ6 電脳獣グレイガ」と「ロックマン エグゼ6 電脳獣ファルザー」が発売され、「サバイバルネットバトル」と題された全国大会が開催されることが発表されている。
現在は2006年1月15日の大阪大会、1月21日・22日の東京大会、1月29日の名古屋大会、2月5日の福岡大会が決定しているとのこと。今回参加したものの、惜しくも敗れてしまったという人はもちろん、最新作から始める予定という人も、最強のネットバトラーの称号を目指して、腕を磨いてもらえればと思う。
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