11月26日、銀座アスター新宿賓館にて、ゲームオンが運営するMMORPG「新・天上碑」のオフラインイベント「新・天上碑第三周年記念感謝之宴『満漢全席』」が開催された。これは、新・天上碑が2002年のサービス開始より、11月4日で丸3年目を向かえたことを記念して、新・天上碑プレーヤーをご招待したというもの。また、同タイトルが「結婚」システムが重要な役割を果たすゲームということもあり、この日はゲストカップルと銘打って、新・天上碑を通じて本当に結婚してしまったカップル5組10名が特別招待されていた。
ゲームのイベントと言うと、PvPトーナメントや開発・運営側とユーザー間でのオフラインミーティングなどが各タイトルで行われているが、3周年記念と一緒に「合同模擬披露宴」で2人を祝うというのはなかなかユニークな企画であった。
冒頭でユーザーへの感謝を込めて挨拶を行ったのは、韓国のHi-win 代表取締役社長のユ・ヘンジョン氏。ユ氏は世界第一のゲーム大国である日本で、新・天上碑が成功できるかどうかは心配であったが、日本の運営スタッフが常にプレーヤーのことを最優先で考え、ミスを追求する姿勢に大変感動させられたという。そして天上碑というタイトルに惜しみない愛情を持ち、時に厳しい言葉によって支えてくれたプレーヤーがあってこそ、3年ものサービスを続けることが出来た、と語った。
2人の出会いはもちろん「天上碑」
ゲストカップルは年齢も出身もバラバラであったが、共通点はただ1つ。天上碑のプレーヤーとしてゲームで出会い、そして現実世界での結婚に至った幸せな2人である、ということだ。今回のオフラインイベントへの参加条件は現役、もしくは過去に天上碑をプレイしていたユーザーとなっていたが、一般参加者を含めてほとんどが現役プレーヤーであった。お約束(?)のカップルへの質問コーナーも設けられており、事前に運営側がとったアンケートからユニークな回答をピックアップして紹介。結婚システムが重視されるタイトルだけに、中には(ゲーム内で)何度も結婚・離婚を繰り返し、最終的に今のパートナーにたどり着いたツワモノもいたとか。
ご歓談の後にはイベントの目玉ともいえるゲーム大会「リアル歓楽園」が。こちらは一般参加者も遊べるダーツ大会がメインで、賞品は「武林ポイント」や「婚礼服」といったゲーム内アイテムだ。2人一組のペアがこの日のために特別に用意されたという弓矢で的を一回ずつ射て、2人の合計で賞品が決まるというルールである。使い慣れない弓矢の扱いに参加者は悪戦苦闘、特に女性参加者はパワー不足で的に届かないケースが続出。運営スタッフが気をきかせて手で投げさせる場面もあった。
次期アップデート情報もチラリと発表
この日は2006年度アップデートについての内容も、わずかながら触れられていた。発表したのはHi-Win 天上碑プロジェクトマネージャーのジョウ・ウヨン氏。内容としては、高レベルユーザーには朗報の新マップ/新モンスターの追加、新規ユーザー対象の修練場実装、新ボスモンスターなどの登場といったところ。このほか、今後はプレーヤー同士の協力が必要となるような、パーティプレイを重視した内容を盛り込むとのことである。
イベントの最後をきっちり締めたのは、ゼネラルプロデューサーの椎葉忠志氏。「今やMMORPGは単なる遊び道具ではなく、プレーヤーの人生に影響を与えるような責任あるものになっている。天上碑がこれまで100%の拍手をいただけるようなサービスを提供してきたかといわれれば、そうでなかったかもしれない。」と椎葉氏。しかしこの先3年が5年、5年が10年とサービスを続けていき、天上碑をプレイしたいと思ったユーザーがいつでも楽しく遊べるようにしていくと語った。
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