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新しいのに懐かしい――名作はいつだって思い出スパイラル「バブルボブルDS」レビュー(3/3 ページ)

アーケードやディスクシステムで一世を風靡した「バブルボブル」が新しくなってニンテンドーDSに帰ってきた。初代も同時に収録された、お得な「バブルボブルDS」の出来栄えは?

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ワイヤレスで簡単お手軽対戦

 NEW AGEバージョンでは、1人プレイの本編のほかに最大4人で対戦する「VSゲーム」モードも搭載されている(遊ぶには人数分のソフトが必要)。これは1、2、3分から対戦時間を選んで得点を競うというルールで、点数は敵を倒したり、アイテム(フード)を取ったりすると加算される。

 とにかくひたすら敵を倒せばいい……と思いきや、そうもいかないのがこのモードの面白いところだ。実は“禁断の他プレーヤー攻撃”ができてしまうのだ。アワをぶつければ、相手はクルクルと回って一瞬行動不能に陥り、さらにチャージバブルを当てればハートをひとつ減らせる。ライフがなくなるとそれまでの点数はゼロになるのだから、細かく点を稼ぐよりは、どうしたってほかのプレーヤーを攻撃したくなるのが人の常ではないか。

 ひとたび誰かがやられれば、バトルロイヤルの開始となる。特にトップのプレーヤーは終了間際は要注意だ。敵そっちのけで相手を倒すのに熱くなる。用意されたステージは10。NEW AGEバージョンなのでビジュアルは新しいが、どこか懐かしい匂いがするモードだ。

 NEW AGEバージョンのバトルでケンカになりそうになったら、CLASSICバージョンを選んで通信で2人協力プレイを楽しもう(最大2人まで。遊ぶにはソフトが2本必要……1本で2人遊べればよかったが)。ニンテンドーDSならワイヤレス通信ができるので、持ち寄れば旅先でも簡単にバブルボブルが遊べるのがうれしい。

 CLASSICバージョンは初代の完全移植となる。パワーアップするおなじみの隠しコマンドや裏面も当然存在する。当時クリアできなかった人は、2人で協力して真のエンディングにチャレンジしてみては? 懐かしさと新しさが共存するバブルボブルDS。2002年に発売されたGBA版の「バブルボブルOLD&NEW」もそうだったが、単純な移植だけでもなく、ニューバージョンだけでもない、両方入ってちょっと得した気になるタイトルだ。

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初代の完全移植となるCLASSICモード。プレイするたびにまた沸々と思い出が……
バブルボブルDS
対応機種ニンテンドーDS
メーカータイトー
ジャンルアクション
発売日発売中
価格5040円(税込)
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