「龍が如く」がきっかけで生まれたライブイベント「クリスマすくみ」(3/3 ページ)
表参道にあるライブハウス「FAB」にて「クリスマすくみ」が開催された。「クリスマすくみ」は、先日発売されたPS 2用ソフト「龍が如く」での競演がきっかけで出会った3バンド、「四十雀」、「金谷ヒデユキ&JAF」、「H.」によるライブイベントである。
なお、本イベントには、「光吉猛修とスーパーラバーズwithラブラビッツ」以外にも、2人の豪華ゲストが登場している。その2人というのは、「龍が如く」の主人公・桐生一馬の声優を務めた黒田崇矢さん、サイの花屋の声優を務めた藤原喜明さん(藤原組長)。
藤原組長は自分が演じたサイの花屋について、「最初は顔が違ったんですよ。だんだん私に似てきたというか、ハンサムになりました」と裏話を披露してくれた。相当思い入れのあるキャラクターのようだったが、サイの花屋で印象的なセリフをお願いしますとの要望には、「もう忘れちゃったよ、そんなの(笑)」とひと言。ただ、ゲームはプレイしたようで、ハマってしまいそうなくらい面白いと語っていた。
ちなみに黒田さんはテレビCMでおなじみのセリフ、“オレはおまえのために、命張ってやろうと思うんだ”、“運が悪かったんだよ、おまえらは”を生で会場へと響かせる。あまりの感動に一瞬静まり返る会場内であったが、すぐに割れんばかりの歓声に包まれていた。
この後、ステージには四十雀の水木さんと金谷ヒデユキ&JAFの金谷さんも登場。それぞれが演じた役について2人は次のように語ってくれた。
「3代目組長の世良を演じたんですが、役とは言え、渡哲也さんや黒田さんよりも上の役で緊張しましたよ。しかも、収録も一緒で……隣に渡さんがいたんですけど、こんなことがあって良いのかと思いました」(水木さん)
「僕は『龍が如く』が声優デビューでした。だから、実は渡さんと僕による2大声優デビューだったんですね(笑)。もしかすると、あれがきっかけで石原プロにスカウトされるかも……まぁ、役は最初に主人公の一馬にボコボコにされる、金融業者の社長だったんですけど」(金谷さん)
このほか、司会進行を務めた福嶋おりねさんは堂島弥生役、吉沢キヨさんはカリスマソープ嬢のアケミ役、岡田明奈さんは一馬と行動をともにする刑事・伊達の娘の沙耶役を務めるなど、まさに「龍が如く」での共演がきっかけで始まった、という看板に偽りなしのスタッフによるライブイベントであった。
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