前作よりも少し時代を広げた「戦国無双2」は新たな戦塵を巻き上げる
コーエーが2006年3月に発売を予定しているプレイステーション 2用タクティカルアクション「戦国無双2」は、個性を重視した煌びやかな戦国絵巻を描く。新キャラなども続々発表されている。
コーエーは、2006年3月に発売を予定しているプレイステーション 2用タクティカルアクション「戦国無双2」では、前作のわびさび感じる墨のイメージから、安土桃山時代の絢爛豪華な黄金色へと生まれ変わって世に送り出されようとしている。
前作とは似て非なるそのこだわりは、キャラクター一人ひとりへの個性づけに集約されている。従来の「通常攻撃」や「チャージ攻撃」のほかに固有のアクション「特殊技」が採用され、武将によって罠を仕掛けたり、馬を呼んだりと、歴史を知るものにはピンと来る技でキャラクターを特化している。さらに武将が成長するごとに個性が生まれるよう組み込まれた新成長システムは、敵を倒すごとにリアルタイムにレベルアップしていく武将を肌で感じることができるよう刷新された。通常攻撃でのコンボが強い者、チャージ攻撃に特性を持つ者など、さまざまな成長タイプが設定されているという。
戦場も従来のものとは変更され、シームレスで野戦と城内戦を行き来できるようになった。これにより、場合によれば自分がいくら場内に突入しても、味方陣地の総崩れによって本陣が落ちようとしているのならば、城内から駆けつけるなんて展開もありえるわけだ。その走行距離だけでも、実際の戦場を行き交うような臨場感を味わうことができるにちがいない。
シナリオが前作から時を進め、関ヶ原前後へと移ったことにより、新たに登場するキャラクターが多数参戦。すでに発表になっている立花巨迹繧笊蘭oャ太郎のほか、石田三成、徳川家康が登場する。また、前作にすでに登場している武将も、伊達政宗が青年へと成長していたり、真田幸村の鎧兜が金色に輝く装飾が施されていたりと、随所に細かく手直しが行われている。
今回新登場となる立花巨迹縺A風魔小太郎のほか、現在は石田三成、徳川家康のイラストが公開されている。なお、操作はできなかったが、すでにその姿は登場していた徳川家康は、容姿と武器が変更。手に持つ武器は、通常攻撃の際、最後は砲撃を放つ槍となっている。
特殊技に「砲撃」が採用されている徳川家康は、放射状に5つ広がる誘導弾を放つこともできる。大坂の冬の陣で大砲を大坂城の天守閣目がけて放ったエピソードから今回の武器と技が採用されたと推測するがいかがだろうか? 家康の砲撃は自在にその発射方向を変更できるため、進行方向とは違う角度でのフレキシブルな対応が可能のようだ
石田三成の武器は「大一大万大吉」の大扇子。「皆が1人のため、1人が皆のためを思い行動すれば、泰平の世が訪れる」と旗印を掲げて戦う義の人だが、関ヶ原では徳川家康に敗れている。三成の特殊技は罠設置。地雷のようなものを数個戦場に設置することができる。これを利用し相手を追い込んでの誘爆ののち、起爆が可能とのこと。どちらかというと力押しよりは、徐々に削っていくタイプのキャラクターのようだ
もちろん前作からの継続登場する武将もいるが、残念ながら操作できなくなる武将もいるのだろうか……。誰が残り、誰が登場するのか。まだまだ隠されていることは多い。関ヶ原関連がシナリオに盛り込まれたことでも、今後登場するかもしれない武将に胸ふくらむというもの。下に並べたムービーからは、兵士の肩に乗り威嚇する真田幸村の向こうに本多忠勝の姿が確認できる。彼もまた「猛将伝」に続いて登場する。
ステージイメージも何点か公開されている。小田原城下と川中島、そして賤ヶ岳。少なくともこれらに関係する戦いはシナリオとして組み込まれているのだろう。だとするとかなり広い時代の流れを体感することになるのだろう。
戦国無双2 | |
対応機種 | プレイステーション 2 |
メーカー | コーエー |
ジャンル | タクティカルアクション |
発売日 | 2006年3月(予定) |
価格(税込) | 7140円(豪華グッズを同梱した「戦国無双2 TREASURE BOX」(価格未定)も同時発売) |
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