1次と2次のβテストに熱く参加してみた:「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」体験記(1/5 ページ)
2006年2月23日(木)の発売が予定されているスクウェア・エニックスの新MMORPG「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」は現在第2次βテスト中である。スクウェア・エニックスが提唱する「MMO・アクションRPG×ストラテジー」というジャンルはいかなるものなのか。基本情報の紹介とともにリポートしていくことにする。
ファンタジーアースって何なのさ
スクウェア・エニックスのMMORPGといえば「ファイナルファンタジーXI」や「エバークエストII」が挙げられる。両者ともかなりの人気タイトルで、連日連夜遊び倒しているプレーヤーも数多くいることだろう。そんなMMORPGでは定評の高いスクウェア・エニックスから新機軸のMMORPGが登場する。それが「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」だ。現在2次βテストが進行中。3次βテスターの募集は12月19日より12月25日まで公式サイトで行われた。2006年2月23日の製品版完成に向けて確実に前進をしていると言えるだろう。
今作が「新機軸」だと前述したが、どこがどう新機軸なのか。まずメーカーが提唱している今作のジャンル名が「MMO・アクションRPG×ストラテジー」という点に注目してみた。そう、ただの「MMORPG」というカテゴリーではなく、「アクション」と「ストラテジー(戦略)」が加えられた独創的な内容が盛り込まれているのである。既存のMMORPGタイトルとは一味も二味も違った遊びが体験することができるというのだ。
6つの大陸で構成されている今作の世界では、常に5つの国の王が覇権を争っている。プレーヤーは、いずれか1つの国を選び、王の命に従って仲間とともに大陸の統一を目指して戦うことが主目的となる。モンスターを倒したり、敵の軍勢に切り込むときにはアクション性の高い操作が要求され、敵国との戦争の際にはリアルタイムストラテジーとも言うべき奥深い戦略の数々を駆使しなくてはならない。
ちなみに筆者が参加した1次βテストでは、数々の制約があった。所属国はカセドリア、ゲブランドの2国に限定。本来6つある大陸を2大陸(エイケルナル大陸、ストリクタ大陸のみ)解放し、中央大陸を含む他の大陸を閉鎖。レベルキャップ(レベルの上限)は20。建設できる建築物はオベリスクのみ。必然的にカセドリアとゲブランドの一騎打ちという構図だ。次項では1次βテストに登場した各国についてご紹介しよう。
カセドリア連合王国とゲブランド帝国
プレーヤーがどの国に所属するかは自由に選択できる。各国のリーダーはそれぞれ個性的な曲者揃い。どの国につくかが今後の命運にも影響を及ぼすので、慎重に選びたいところだ。筆者は何となく王の出で立ちが気に入ったのでゲブランド帝国に加わることにした。ここでは各国首都の景観をご紹介しよう。
静かな暮らしを望むティファリスの思いに同調する国民性のためか、多少の窮屈さは気にしていないようである。交通の便が劣悪なのを除き、生活は向上の一途をたどっており、非常に活気に満ちている。首都の周りで狩猟や食料の収集ができ、湖で水産物が採れ、木材を中心とした資源もあり、将来性豊かな土地といえよう
王城の周りに居を構える人々の暮らしは豊かである。だがそれは特権を振りかざし、栄華をほしいままにしてきた結果ともいえる。そしてその他大勢の一般住民は通常税の他に貴族のためにも税を支払っており、さらなる重荷となっている。それでも、住民の顔は明るい。ライル皇帝の革命的政治のためである。貴族特権を次々と廃止し、住民生活の向上に努めている。反対に貴族は没落を始めており、皇帝への反感もしばしば囁かれる
近くでぶったぎるか、遠くから放つか、それが問題だ
今作を始めるにあたって最初に決定すべき項目は名前(当たり前だ)、性別、容姿、所属国、そしてクラス(職業)だ。クラスは全部で3種類。それぞれ一長一短でバランスを考えられたつくりになっているので、自分の好みで選んでみよう。
ちなみに筆者は基本的に「戦士」的なポジションが好きなので、迷わずウォリアーに決定した。ガツガツガシガシと敵を叩くさまはなかなか勇壮なのだが、やはり飛び道具を前にするとキツイ局面もあった。特に戦争において動きを遅くするスキルを使われてしまうと、かなりのピンチに陥ることもしばしば。ウォリアーもレベルがあがれば攻撃範囲を広げるスキルを習得したりするので、最初のうちは辛抱だ。
城下町に並ぶショップで武器や防具を入手せよ
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