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バンダイ「.hack//G.U.」プロジェクト発表会で壮大なメディアミックスを語る(2/4 ページ)

バンダイは、2002年にメディアミックス展開をして話題となった「.hack」シリーズの最新作を発表。それに伴う壮大なプロジェクト内容を公表した。

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文化放送 編成局 編成部長 片寄好之氏は「前作でもラジオで協力でき、今回も加われたことに感謝している。前回なぜ成功したかを考えると、作品世界の持つ深さとラジオの持つコミニティー性がうまく共感したのではないかと思っている。その点をさらに突き詰めていきたい」と、ラジオの可能性について語る

TVアニメのオープニング曲とエンディング曲を担当するビクターエンタテインメントからは、昨年末に骨折し入院したと、制作4部 部長 佐々木史朗氏が松葉杖で登壇。「このプロジェクトの将来的に起こりうる厄災やアンラッキーを、私がこの身をもって事前に受け止めたと思っています。成功した際はすべて私のおかげです」と笑わせる

前作シリーズに関してTVアニメ「.hack//SIGN」の製作に関わったバンダイビジュアルからは、第1プロデュースグループ ゼネラルマネージャー 森本浩二氏が登壇。前シリーズとは異なり、ゲームの主人公である「ハセヲ」がアニメでも主人公という形をとっている。「日本だけでなくワールドワイドで評価される作品。前回とは違った仕掛けを取り入れていく」と宣言した

ネットコンテンツと携帯電話コンテンツを担当するバンダイネットワークスからは取締役 浅沼誠氏が登壇し「シリーズのキーワードがネットワークであることから、手軽にネットワークを楽しめるデバイスである携帯電話で、どれだけ身近に楽しめるものを作れるかを詰めています。PCの方でも、新しいことをできるよう検討しています」と、たくさんのサプライズを用意しているとのこと

 前出の鵜之澤氏は、前作の経験と評判を受けて分量が3倍以上に膨らみ、作業量も規模も大きくなっているプロジェクトにも関わらず、仕込みが“カッチリできすぎている”のが心配だと苦慮しているらしい。「あまり狙いすぎると肩すかしとなる。過信はいけないと思っています。前作のユーザーとは入れ替わっていることや、新しいユーザーを取り入れたものではないといけないと思う」と襟を正す。事前に遊んでいる鵜之澤氏は、すでに遊べる範囲での印象を「あっという間に時間が過ぎた。ストーリーもすんなり入ってくるし押しつけがましくない」と語る。よくできている作品だけに、多くの人に遊んでもらいたいと締めた。

「.hack//G.U.」の気になる中身は?

 続いて発表会では「.hack//G.U.」の内容についての説明に移り、「.hack//G.U.」プロジェクト総合プロデューサー内山大輔氏とゲームプロデューサー原田真史氏、サイバーコネクトツー代表取締役社長 松山洋氏のほかに、テレビ東京の番組担当プロデューサー東不可止氏と角川書店「.hack//G.U. The world」編集担当デスクの田村淳一郎氏が登壇。前途したメディアミックスについて改めて説明した。


右から「.hack//G.U.」プロジェクト総合プロデューサー内山大輔氏、ゲームプロデューサー原田真史氏、サイバーコネクトツー代表取締役社長 松山洋氏

前作を含めたメディアミックスの全体を描いた図解で説明。こうして見ると確かに壮大なつながりを見せている

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