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ブロッコリー×サーカスが挑む、王道純愛アドベンチャー「true tears」はここから始まる――発表会(1/3 ページ)

2006年2月7日、ブロッコリーとサーカスの共同展開ブランド「la'cryma」より3月30日に発売予定の涙の学園純愛アドベンチャー「true tears」の発表会が開催。会場には木谷高明会長、tororo団長を始め、ゲストとしてヒロイン役の声優3名も登場した。

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 2006年2月7日、ブロッコリー(代表作:「ギャラクシーエンジェル」シリーズなど)とサーカス(代表作:「D.C.〜ダ・カーポ〜」シリーズなど)の共同展開ブランド「la'cryma(ラクリマ)」より3月30日に発売予定のPC用ソフト「true tears」の発表会が開催された。

 「true tears」は、“彼女の流す、ホントの涙”をテーマに、胸に秘めた迷いや悩み、苦しみなど、心に闇を持った少女たちとの触れ合いを描いた涙の学園純愛アドベンチャー。ゲームクラブ(代表作:「トゥルーラブストーリー」シリーズなど)も開発に加わり、キャラクターデザインには「.hack//黄昏の腕輪伝説」などを手がけた依澄れいさんを起用するなど、強力タッグで制作が進められていたタイトルである。

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「true tears」メインイラスト

 発表会にはブロッコリーの木谷高明会長と、サーカスのtororo団長が登場。まずは、木谷氏が開発の経緯について語る。「今から2年前くらいのことです。それまでのブロッコリー作品というのは、どちらかというと話題先行、楽しさ先行といった作品が多かった。そんな中で私自身が考えていたのは、“非常に本格的な、かつ王道な美少女ゲーム”は作れないかというものでした。ちょうどその時にtororo団長と知り合い、開発を行ってもらっているゲームクラブさんと出会ったんです」

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ブロッコリー 木谷高明会長

 この後すぐに温泉合宿を行い、本作の内容とコンセプトが作り上げられた。さらに合宿中には、本作にかなり直結したエピソードもあったという。そのエピソードというのは、愛車レジェンドが壊され、木谷氏が本泣きしトラウマを抱えたというもの。これがそのまま“ヒロインたちはトラウマを持っている”という設定へと生まれ変わったというから驚きだ(ただでは転ばないといった感じだろうか……)。

 tororo団長はゲームの内容について紹介を行ってくれた。「ゲーム自体はそんなに難しくないです。誰でも簡単にプレイできるようになっています。『涙』というテーマがテーマだけに悲しいシーンもありますが、ゲーム中には楽しい演出ももちろんあります。全編通して悲しいというわけではなく、楽しい部分があるからこそ悲しさがより切ない、という感じになっています」

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サーカス tororo団長

 実はこの時、ヒロインたちの抱えるトラウマについての具体的な話もあったのだが、それをバラしては楽しみがなくなるので割愛する。ちなみに美少女恋愛ゲームということで、当然のことながら主人公は男の子、高校3年生の10月から卒業までの半年間がプレイ期間になるとのことだ。

 「20代でも40代でも昔の気持ちが思い出されるような作品」(tororo団長)を目指し、ありふれた日常における、本当に在るかもしれない純愛を描いた「ture tears」。昨今のやけに現実離れした恋愛ゲームにへきえきとしている人は、ぜひプレイしてみてはいかがだろうか。

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システムは会話中の選択肢(写真左)と1週間のスケジュールの選択(写真右)による分岐型。アドベンチャーシーンでは、キャラクターの表情もコロコロと変わり、身長差や遠近も絶妙に表現されているという
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イベントシーンのスクリーンショット
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