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マクロ専用キー搭載の“マニア心くすぐる”ゲーマーキーボード──「G15 Gaming Keyboard」ゲーマーキーボード(3/4 ページ)

最大54種類のマクロ登録機能、情報表示用折りたたみ式LCDが備わる、ゲーマー向けキーボード、それがロジクール「G15 Gaming Keyboard」だ。これらの特徴機能はどのように活用できるのか、どれだけ便利なのだろうか。

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ゲーム内情報など各種情報を表示できる「GamePanel LCD」

 ゲームキーに並んでG15の大きな特徴となるのが、キーボード奥に備わるLCDパネル「GamePanel LCD」だ。GamePanel LCDは、ゲーム中のさまざまな情報を表示するためのディスプレイとして活用できる。たとえばFPSゲームをプレイ中に現在装備している武器の名称(種類)や残弾数、チャットメッセージなどを表示できる。

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キーボード後部には、折りたたみ式のLCDパネル「GamePanel LCD」が配置され、中にはメディアプレーヤーのコントロールボタンや音量調節用のジョグダイヤルなどが並ぶ
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マクロ登録時は、ゲーム・アプリケーションごとにプロファイルを作成し、それぞれにゲームの起動プログラムを指定しておく。そのプログラム起動時に自動的にプロファイルが読み込まれる

 ただし現時点でGamePanel LCDに対応するゲームタイトルは「Unreal Tournament 2004」や「Brothers In Arms Earned In Blood」「Sid Meier´s Civilization IV」など全5タイトルのみ(うち「SiN Episodes: Emergence」と「Star Wars Battlefront II」は近日公開予定となっているようだ。詳細はこちらを参照)と、まだ数は少ない。しかし海外ではファンによる情報サイトも開設され、いくつかのLCD表示用モジュールやマクロプロファイルなども用意されてきている。対応ゲームは当然増えていくはずなので、これからの展開に期待したい。

 なおゲームプレイ中以外では、時計、CPU稼働率、メインメモリ使用率、メディアプレーヤー使用時の曲データ表示なども表示できる。Windows Media Playerだけでなく、iTunesでの操作にも対応しているので、LCDパネル下にあるボリューム調整用ジョグダイヤルや再生コントロールボタンも有効に活用できる。これらはゲームプレイとはほぼ関係ないだろうが、通常利用時の使い勝手を向上させるという意味でもかなり魅力的だといえる。

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ゲームプレイ時以外では、時計やCPU・メインメモリの使用率などが表示される。なお、Hyper-Threading対応CPU搭載マシンで試したが、きちんと2CPUぶんグラフが表現されている
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Windows Media PlayerやiTunesなどで音楽/動画ファイルなどを再生すると、GamePanel LCDにはそのデータの情報(曲情報や再生時間)などが表示される

 もう1つ、GamePanel LCDの左側には「ゲームモードスイッチ」というスライドスイッチが用意されている。このゲームモードスイッチを操作することで、Windowsキーを物理的に無効にできる。これもゲームプレイにおいてはかなり便利だ。ゲーム中に誤ってWindowsキーを押してしまい、中断されてしまったことのある人も多いと思うが、このスイッチを利用すればその心配も一切なくなる。ゲームキーやGamePanel LCDなどと比較すると地味な機能だが、こういった部分からもゲームユーザーに対する配慮がしっかりと感じとれる。

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GamePanel LCDの左に用意されているスライドスイッチ「ゲームモードスイッチ」を利用して、Windowsキーの動作を物理的に切ることが可能だ

ゲームユーザーはもちろん、ゲーム用途以外も便利に利用できる

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