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「東京ゲームショウ」もついに10年目に突入――今年は9月22日〜24日に開催

コンピュータエンターテインメント協会が主催する国内最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2006」の開催発表会が行われた。10年の節目となるTGS2006は、2006年9月22日〜24日に、千葉・幕張メッセでの開催を予定している。

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 本日、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催する国内最大のゲームイベント「東京ゲームショウ2006」(以下、TGS2006)の開催発表会が行われた。10年の節目となるTGS2006は、2006年9月22日〜24日に、千葉・幕張メッセでの開催を予定している。主催者代表として、初めにあいさつを行ったCESA副会長の和田洋一氏は、TGS2006は「転機」だと考えているという。

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CESA副会長 和田洋一氏

 「TGSもいよいよ10年を迎えますが、この節目にふさわしい大きな機会、転機が到来するのがTGS2006だと考えています。具体的に申し上げますと、ソニーと任天堂から新しい家庭用ゲーム機が登場します。さまざまな機体が出そろうのが今年となるわけです。また、家庭用、携帯ゲーム機を上への広がりとするならば、近年はケータイを含めた多様な端末によって、横への広がりも起こっています。この辺りも、今年はさらに伸びるのではないかと考えております。

 ただ一方で、10年も経ってまいりますと、再定義しなければならない部分というものも出てきます。転機ということも意識しながら、今年のTGSを盛り上げていかなければいけません。TGSの意味にしても、ビジネスショウとしての位置づけを強くするのか、あるいはテクノロジー、エンジニアの情報交換の場とするのか、文化的な求心力を持つものとするのか。TGS2006を通じて、今後の10年について考えていくことも、隠れたテーマではないかと考えています」

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共催者である日経BPの代表取締役社長を務める大輝精一氏からは、10周年を迎えるTGSを一緒になって盛り上げていくという意気込みが語られた

 昨年のTGS2005では、過去最多の131社が出展。これに伴い動員数も過去最高となる17万6056人を記録したが、これに甘んじることなく、ビジネス(ビジネスデイ)とコンシューマ(一般公開日)の両面を強化・発展させていくとともに、“春のE3、秋のTGS”という地位を築くため、さらなる国際化を目指し、すべてのゲームプラットフォーム、および開発環境までを網羅したゲームの総合イベントを目指すとのことだ。

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 なお、TGS2006の主な変更点としては、TGS2005で新設したモバイルコンテンツコーナーの規模拡大や、キッズコーナーにて親子で参加できる主催者企画を実施予定であることが挙げられている。この辺りは、和田氏の発言にもあった“横への広がり”を強く意識した表れとも言えそうだ。また、詳細はまだ不明だが、10周年を記念しての各種企画も用意しているとのこと。

 このほか、プラットフォームに制限を設けず、優れたコンピュータエンターテインメントソフトウェア作品を選考、表彰する「CESA GAME AWARDS」が、TGS2006の会場内で行われることも発表された。例年では別に場を設けて行っていた「CESA GAME AWARDS」だが、多くの来場者にゲームの魅力や楽しさを実感してもらうべく、TGS会期中の実施を決定したという。

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 コーナーの規模拡大や企画の充実に加え、「CESA GAME AWARDS」も実施されるTGS2006。今回はあくまで開催発表会ということで、TGS2004の「最新の感動を、世界のみんなへ」、TGS2005の「最前列で、未来を見よう」といったテーマ発表などは行われなかったが、10周年ということもあり、これまで以上に力の入ったイベントとなることは間違いなさそうだ。

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