気がつけば20年越え――「ワンダーフェスティバル2006[冬]」開催
2月19日、東京有明にあるビッグサイトにおいて「ワンダーフェスティバル2006[冬]」が行われ、多くのガレージキットやフィギュアが展示・販売された。
毎年冬と夏の2回(一度の休みあり)開催している日本最大のガレージキットコンベンション、「ワンダーフェスティバル2006[冬]」(以下、ワンフェス)が開催され、ガレージキットや食玩、フィギュアや中古トイが大量に展示・販売された。
昨年の8月21日に開催された「ワンダーフェスティバル2005[夏]」には過去最高のディーラー数が参加、今年も同等数の盛り上がりを見せた。今年は会場を西ホールに移し、アトリウムにプロモーションスペースを中心に配する形で2階層に分かれて各ブースが設けられていた。
入口すぐにあるプロモーションスペースでは、生誕40周年を迎え今年最新作「小さき勇者たちGAMERA」の公開が控えている「GAMERA The 40th Anniversary Project」ブースが設置されており、巨大ガメラが空を飛び、鎮座しているのが目に入る。もちろん常設のワンダーショウケースが今回も展示。コナミやタカラなどの企業ブースも例年どおりの大盛況を見せていた。
開場すぐにソールドアウトする人気ブースもあり、さまざまなコスプレに興じる参加者も多数。今回もアニメや漫画の造形モノのほか、映画やゲーム関連、オリジナル作品とその種類は多岐にわたっていたようだ。
ある意味慣れた参加者には当たり前の光景となったが、午前中の早い時間に希望の作品を買い求めてからは、ゆっくり午後に造型物を見学するといった流れ。あっという間に両手いっぱいに買い求める豪の者もおり、1日しか開催されないワンフェスを心待ちにしていたようだった。
20周年を迎えたワンフェスでは、それを記念した「ワンダーフェスティバル 20th バースデーパーティー」が開かれる予定だったが、残念ながら開催の中止が発表されている。
ワンフェスはコミケなどとは異なり、当日版権システムを導入している。この一種独特のシステムについても各人の捉え方の違いからか、いくつかの問題が内包しているとして現在も議論がされているところである。今後ワンフェスがどのような方向に向かうのかはわからないと主催者側も見ている。とはいえ、確実に毎回規模を拡大しているイベントであることは間違いないだろう。
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