最後の武将・天下無双の「宮本武蔵」見参――「戦国無双2」いよいよ発売:「戦国無双2」開発者インタビュー(1/4 ページ)
ついに発売日を迎えた「戦国無双2」。ついに最後の登場武将である剣豪・宮本武蔵の存在が明らかになった。今回は開発者のインタビューを交えて、双六モードなど本作の魅力を存分にお伝えしたい。
幾度の発売日変更を経て、「戦国無双2」がついに発売となった。早くも戦国の世界で縦横無尽の活躍をしているプレーヤーも多いことだろう。すでに購入済みのユーザーは説明書を開くとその存在に目が止まっていることだろうが、無双演武モードでプレイアブルなキャラクター「宮本武蔵」の登場が明らかになっている。
剣豪と称された宮本武蔵は今作の中心となる関ヶ原の戦いに一兵卒としてギリギリ参加している。かねてから人気が高く、参戦を心待ちにしていたファンにとっては、その最強感を味わえる時がやっと訪れたといったところだろうか。これで無双演武モードに登場する24人すべてが明らかになったことになる。残念ながらシリーズ既存のキャラクターである今川義元、石川五右衛門、くのいちの3人は今作お休みとあいなった。
しかし、現在公開されているキャラクターは26人である。果たしてこれはどういうことなのだろうか? 今回参戦とはならなかった上記の3人のことや、無双演武モードには参戦しない森蘭丸、阿国の2キャラについてなど、「戦国無双2」に開発で携わったプロデューサーの杉山芳樹氏とディレクターの鯉沼久史氏にインタビューしたので、そちらで解明していきたいと思う。
出身地は諸説あるが播磨と言われている。関ヶ原の戦いに参加していた言われており、以後ひたすら剣の道を究めていくことになる。吉岡一門や巌流島決戦など、幾多の決闘に勝利し名を上げる。「二天一流」(にてんいちりゅう)という二刀流の流派を開く。死の直前に書いたと言われる「五輪書」は、剣の極意を示したものとして現在にまで影響を及ぼす思想家でもあった。剣だけでなく絵画や文もたしなみ、造園作庭においても才能を発揮したとのこと
二刀流が代名詞の宮本武蔵が参加することで変更されたわけではないが、伊達政宗が二刀流から銃と刀の持ち替え武器アクションになっているなど、今作では各キャラクターのアクションが刷新されている。
双六モード
「戦国無双2」ではアクション性を取り入れたボードゲーム「双六」モードが採用されている。ゲームの進め方はいわゆる一般の“双六”と同様。接続されているコントローラが1つの場合は1人で、2つ以上接続されている場合は、4人まで参加を受け付けるようになっている。ただし、何人でプレイしようが、基本ゲームは4人対戦で行われるため、残りのプレーヤーはコンピュータが担当することになる。
「双六」では、“本州版”と“全国版”の2つのモードがあり、本州版は本州限定で双六を行うモードで、全国版に比べ終了までに要する時間が短縮されている。また、全国版では港が使用できるほか、九州、四国、北海道への移動もでき、プレイ時間も長めに設定されている。本州版では一部の効果が制限されているが、全国版では一切の制限がないモード。出目によってコマに止まり目的に合わせて領地を拡大し所持金を増やしていく。設定した目標金額に、一番早く到達したプレーヤーが優勝となる。
マスの種類
双六であるからにはマスの種類が重要となる。マスには本拠地マス、通常マス、荒地マス、神社マス、港マスが存在し、止まったところの指示に従わなくてはならない。
キャラクターごとに設定されている本拠地マスは、ゲーム開始時のスタート地点。後述する“3本の旗”を入手し、本拠地に戻ると階級に応じた俸禄と、所有している領地の石高に応じた上納金を得ることができ、武将の能力値も上昇する。26人すべての無双キャラクターに異なった本拠地が設定されており、誰を選ぶかも勝負の大きなポイントとなるようだ
神社マスでは、サイコロの出目によって出されたお札の指示に従わなくてはならない。何が起こるかは運次第で、劣勢を一発で逆転できるものから、とんでもない事態に発展するものまで。札の種類が本州版では制限されている。全国版でも制限はない
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