舞台はJリーグから欧州6大リーグへ。「サカつく!ヨーロッパ」指南(2/3 ページ)
Jリーグからイングランド、イタリア、スペインなどの欧州6大リーグへと舞台を移したシリーズ最新作「プロサッカークラブをつくろう!ヨーロッパチャンピオンシップ」から、ゲーム序盤の流れや基本を解説する。本作からプレイを始めようとしている人は必読です。
本格的なクラブ運営は昇格後から
プレイオフを制し、見事に2部への昇格をはたすことができれば、いよいよ本格的なクラブ運営が始まる。クラブ設立時はカラーのみしか決めることができなかったユニフォームやフラッグ、エンブレムなどが自由にパターンを組み合わせて作成できるようになるのもここからだ。
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「サカつく」シリーズのゲーム性は、大きく「経営・人事」、「練習・育成」、「試合・采配」の3つに分けられる。これらを交互に繰り返しながら、欧州一のクラブを目指していくのである。この中で特に重要なのが「練習・育成」となるだろう。赤字を出さない経営や、試合中の指示ももちろん大事だが、何より選手がいて、その選手を育てなければ、欧州一のクラブなど夢のまた夢となってしまう。
練習には、選手の実力を伸ばすための「練習の設定」と、現在のクラブに合わせた戦術を組み立てる「戦術の設定」という2つの大きな役割があり、練習と戦術以外にも、監督にチームの現状を診断してもらったり、選手たちの成長具合を確認したりと、育成方針に関するヒントを得られることもある。では、ここからはもう少し具体的に練習について見ていこう。
選べる6つの練習コマンド
・監督練習
チーム全体で行なう練習で、トップチーム全選手に対して1週前半から4週後半までの8ターンに、それぞれ練習内容を設定することができる。監督練習自体にも、「システム」、「攻撃練習」、「攻撃パターン」、「守備練習」、「フィジカル」、「実践練習」、「コンディショニング」の7種類があり、重点的に特定の項目に特化した育成、もしくは全体的にまんべんなくバランスを取った育成など、好みに応じての設定が可能だ。なお、オート設定にすることで、監督に練習内容をすべて任せることもできる。
・コーチ練習
クラブに存在するコーチそれぞれに、選手を1人専属でつけて、追加練習を設定することが可能。特別に育てたい選手を育成させるのに適している。コーチ練習には基本的な練習内容のほかに、コーチが独自で持っている特別練習があり、コーチによってどんな特別練習を持っているかは異なる。また、コーチ練習にもオートにすることが可能で、この場合は、「長所を伸ばす」、「平均的に」、「短所を補足」というおおまかな指示だけで良い。
・休養設定
毎日の厳しい練習が続くと、疲労がたまり、それが原因で選手がケガをしてしまう。ケガを防ぐために休養が必要となるのである。休養を取り過ぎると、その分育成の伸びが緩やかになるが、育成を重視し過ぎてケガをさせてしまっては本末転倒だ。どのタイミングで休養を取らせるかがポイントとなるだろう。なお、休養の取り方に関しても監督に一任することが可能で、「疲れたらすぐ休む」、「ほどほどで休む」、「限界まで練習する」などがある。また、大事な試合に備えて全体で休養を取る「チーム臨時休養」や、個人単位で休養を取る「個人臨時休養」もあり、プレーヤーの好みで1ターンごとに細かい設定をすること可能だ。
・チーム診断
監督に「育成方針」、「チーム成長診断」、「選手成長診断」、「練習結果確認」を聞くことができる。育成や成長に関してのアドバイスや、現状の把握をしたいときに便利だ。「育成方針」ではチームが今後どこを重点的に鍛えていくべきかを、「チーム成長診断」ではチームの良いところ(悪いところ)を、「選手成長診断」では各選手の成長振りをアドバイスしてくれる。また、そのターンに行った練習の結果は「練習結果確認」にて、1人1人の練習結果について細かく確認することもできる。
・チーム戦術設定
トップチームの戦術を細かく設定できる。ここでは、スタメンの決定やフォーメーションの変更、細かいチーム戦術の設定、試合で使う攻撃パターンの選択、選手の役割設定、ゲームプラン、ポリシーの確認などを行うことができる。ちなみに、攻撃パターンは本作より新しく導入された項目で、いわゆる複数の選手による「コンビネーションプレイ」となる。いまいちピンとこないという人は、自分のクラブの「必勝パターン」だと考えれば分かりやすいかもしれない。
攻撃パターンは監督が所持しているもので、最大5つから3つをチームに割り当てることができる。それぞれがどのようなパターンなのかは、アニメーションにて確認することも可能だ。ただし、試合中に成功するかどうかは選手の育成度合い、連携度合い、監督との相性など、さまざまな要因がかかわってくる。無理に難しいものを選ばずに、自身のチームレベルにあった攻撃パターンを設定するのが良いだろう。
・練習実行
そのターンに設定した練習を実行するコマンド。練習を実行すると、各選手に対してバーがアニメーションで表示され、今回の練習でどの選手がどれだけ成長したのかを、おおまかに視認することができる。選手に合った練習内容を設定するのはもちろんのこと、選手の状態や年齢など、さまざまな要因が練習による成長度合いに影響してくる。なお、成長度合いを確認することはできないが、このコマンドを実行せずに日程を進めた場合も、自動で練習は行われる。
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