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ゲームにアニメに小説に。「ギャラクシーエンジェルII」の登場でさらなる展開を見せるProject G.A.(1/2 ページ)

2006年3月16日、ブロッコリーの人気コンテンツ「ギャラクシーエンジェル」にかんする発表会イベント「すごすぎちゃってごめんなさい! Project G.A.サミット2006」が開催された。発表会にはそれぞれのメディア展開に応じた豪華ゲストが登場した。

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 2006年3月16日、ブロッコリーの人気コンテンツ「ギャラクシーエンジェル」(以下、G.A.)にかんする発表会イベント「すごすぎちゃってごめんなさい! Project G.A.サミット2006」が開催された。
 本発表会は、2006年4月27日に発売予定のプレイステーション 2用ソフト「ギャラクシーエンジェルII 絶対領域の扉」(以下、G.A.II)を中心に、アニメやコミック、ラジオやコンサートなど、さまざまなメディア展開を見せるG.A.の今後について、さまざまなゲストを交えながら説明を行っていくというもの。

 G.A.は遠い未来を舞台に、古代に失われた技術、ロストテクノロジーによる産物である紋章機(エンブレムフレーム)と呼ばれる機体を操る、「ムーンエンジェル隊」に所属する6人の少女たちの活躍を描いたSFシミュレーションアドベンチャー。シリーズ最新作となるG.A.IIでは、前作の4年後、さらには並列世界であるNEUE(ノイエ)を舞台に、キャラクターも「ルーンエンジェル隊」の5人へと一新されており、新規ユーザーが参入しやすい作りとなっているのが特徴だ。

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photophotophoto G.A.IIイベントCGスクリーンショット

photo 木谷高明氏

 初めに登場したブロッコリー最高開発責任者の木谷高明氏は、「(開発中の)G.A.IIですが、実は最後までプレイしました。本当にすばらしいデキです。前3部作を完全に上回っていると感じました。今日はいかに上回っているかを含め、これからのプロジェクトの展開について発表させていただきたいと思います」とあいさつを行った。

アニメーション展開について

 すでに発表はされてはいたものの、特に動きのなかったアニメーションについて、しっかりと進行中であることが明らかにされ、製作のバンダイビジュアルから森本浩二氏、音楽製作のランティスから伊藤善之氏、制作のサテライトから兼坂勝利氏が登場した。

 前回と変わったのは、制作がマッドハウスではなくサテライト(代表作:「マクロス・ゼロ」、「創聖のアクエリオン」)となった点だが、これについては木谷氏が「G.A.のアニメでは、基本的にゲームの世界観やキャラクターを使いつつも、アニメ独自の展開を行いました。熱烈なファンも獲得できて、良い展開ができたと思っていますが、やり残したこともあります。それが『紋章機』(一人乗り大型戦闘機)の扱い。前回はただ飛んでるだけで、一瞬出てきて終わりということが多かったんです。だからこそ、3Dの紋章機が活躍する場面も描いてみたいと思いました」と、3DCGに定評のあるサテライトを起用した経緯を説明してくれた。

 アニメの内容については主役がルーンエンジェル隊、舞台がNEUEとなること以外、詳しいことは明らかにはされなかったが、現在の進捗状況としては「G.A.としてはがんばっていると思います」(森本氏)とのこと。前回がタイトなスケジュールで作業していたこともあり、ここまでを見れば良い感じに進んでいるという。また、音楽についてはこれから本格的な作業に移るとしながらも、「同じことをやってもしょうがないので、インパクトのあるものを考えたい」(伊藤氏)とのコメントが飛び出していた。

 なお、一番気になるであろう放映時期については、木谷氏が森本氏へ「枯れ葉の散るころまでにはやりたいですよね?」と投げかける。「いろいろありますので……」と一瞬言葉をにごす森本氏ではあったが、「何か大変なことが起きない限りは、皆さんが想定している時期に放映できると思います」と語ってくれた。

photo バンダイビジュアル 森本氏
「第1期が5年くらい前になりますが、今回もがんばりますのでよろしくお願いします。アニメのG.A.IIは、新しいエンジェル隊の魅力と3DCGのアクション、この2つを楽しんでもらえる作品にしたい」
photo ランティス 伊藤氏
「私にとってもG.A.は思い出深い作品で、うちの会社とともに成長してきた作品なのではないかと考えています。ランティスが担当した音楽の代表格でもありますので、また新しい世界を表現できることをうれしく思います。G.A.の時はオリコンの50位以内に入った曲が1曲ありました。今回は50位と言わず、20位以内に入るようなすてきな曲を考えたい」
photo サテライト 兼坂氏
「サテライトのCG技術を使い、作品にサプライズな部分を盛り込んでいきたいと思います。キャラクターのかわいらしさ+われわれのウリとなる3DCGアクション。これがうまく融合する形で、すばらしい映像を作っていきますので、楽しみにしていてください」

ラジオ展開について

 木谷氏が「これまでは嫌がる水野先生(G.AIIゲームプロデューサーの水野良氏)に頼んで、ゲームの内容を中心としてラジオ展開を行ってきましたが、2006年4月からはキャラクターとその声優陣の魅力を伝える番組にシフトしていきます」と切り出したように、ラジオは新番組(リニューアル)の準備が進められているという。パーソナリティを務めるのはルーンエンジェル隊の面々で、制作はランティス、配信はLantisネットラジオにて行われるとのこと。

 ここではアニメーション展開に引き続き、ランティスの伊藤氏と、ルーンエンジェル隊を代表して、アプリコット・桜葉役の稲村優奈さんとリリィ・C・シャーベット役の中山恵里奈さんが登場した。

 「4月に発売されるゲームもそうですが、アニメ化に向けてルーンエンジェル隊の魅力を皆さんに知ってもらうための番組にしていきたい」との意気込みを語る伊藤氏。ただ、木谷氏はルーンエンジェル隊の声優陣が売れてきていることもあり、“本当に5人が集まるのか?”という不安があるという。これに対しては、伊藤氏が「売れてきてはいるが若手ということで、5人そろってで打ち出していきたい」と力強く語っていた。

 一方の稲村さんと中山さんは、「本当に5人がそろう、と聞いてびっくりしましたとても楽しい番組になるのではないかと思います」(稲村さん)、「普段から良い感じにまとまっているので、騒がしくはなると思いますが、すごくやりやすいです」(中山さん)と語るなど、木谷氏の不安をよそに、5人そろってラジオ番組ができることを素直に喜んでいた。

photo 稲村優奈さん
「5人そろってラジオを始められるということで、どんなにぎやかな番組になるのか、まだ自分の中でしか想像できませんが、ぜひ4月から始まる番組を聞いて、番組のとりこ、声優のとりこ、そしてキャラクターのとりこになってもらえればと思います」
photo 中山恵里奈さん
「ゲームは1人で収録していたので、こうして5人で集まる機会を設けていただいたことに感謝したいです。私生活でも仲良くなっている5人なので、楽しいラジオにできると思います。ぜひ聞いてください」

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