ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
連載

「合い言葉はBee!」へ至る道のり――「ツインビー」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(1/3 ページ)

ツインビーの雰囲気を味わうために、ベルがいっぱいあるテーマパークへ。そこは思っていた以上に、ツインビーの舞台、ドンブリ島っぽかった。わたしも昔ハマっていた、“ウインビー国民的アイドル化計画”の話も。

PC用表示 関連情報
advertisement

ベルがたくさんあって、ドンブリ島に似た風景の場所】

 今回は、コナミの人気シューティングゲーム「ツインビー」を取り上げてみよう。

 「ツインビー」の大きな特徴として、ベルの存在が挙げられる。

 フィールド上に浮かぶ雲を撃つと、ベルが飛び出す。そのベルを撃つと色が変わる。ベルを取ると、取ったときの色によって、パワーアップの種類が決まるのだ。

 やはりベルなくしてツインビーは語れない。ということで、ベルがいっぱい集まっている場所へ行って、ツインビーの世界を体験してみようと思った。

画像 ファミコン版「ツインビー」の画面。ベルの色は、アーケード版と若干異なっている。第4面には風車も登場
画像 大小さまざまなベルが、所狭しと展示されている

 さてここはどこかというと……。

画像

 ハウステンボスである。

 ハウステンボス場内には、ベルの博物館「カロヨンシンフォニカ」がある。

 カロヨン(カリヨンとも)というのは、鐘をいくつか組み合わせてメロディーを演奏する仕組みのことで、教会の時計塔などに使われている。

画像 ハウステンボスでは4月9日まで、「チューリップ祭」を開催中。キンデルダイク地区は絶好の撮影スポット

 ハウステンボスには高さ105メートルの塔「ドムトールン」をはじめ、数ヵ所にこのカロヨンがあり、毎正時になるとあちこちから鐘の音が聞こえてくる。

 カロヨンシンフォニカの建物内にも、高さ9メートルのカロヨンタワーがあって、37個のベルがメロディーを奏でる。

 チューリップ祭期間中は、キンデルダイクの風車の周りや、パレスハウステンボスの前庭などが、色とりどりのチューリップに包まれている。

 今年はハウスからの植え替えだけではなく、地面に直接球根を植えて育てた花が多いのが特長。わたしが訪れたときはまだ咲いていなかったが、運河沿いや、パレスへ向かう参道では、地植えのチューリップが今ちょうど見頃だろう。

画像 特に「もえろツインビー」の1面は、風車のほかにもレンガ造りと思われる建物が出てきて、よりハウステンボスっぽい。風車に地上弾を撃って壊せるけど

 ところで風車といえば、「ツインビー」にも風車は出てきた。

 海が近いという共通点もあるし、「ツインビー」の舞台であるドンブリ島の風景は、ハウステンボスに似ていると思う。

かわいいふりして意外と手ごわいゲーム

画像 地面から生えてるタケノコも敵キャラ。弾を撃ってくる

 「ツインビー」は1985年、アーケードに登場した。ファミコンへの移植は翌1986年。

 腕のついた戦闘機、ツインビー(2Pはウィンビー)を操作して、飛んでくる野菜や台所用品を撃つシューティングゲームだ。

画像 救急車は1機につき1回しか出現しない。救急車のお世話になった後でまた腕を失ってしまうと、その自機がやられるまで地上弾は撃てないのだ

 ツインビーが撃てる弾は、空中弾と地上弾の2種類ある。だが、地上弾は手で放り投げて落とすので、敵の弾に当たって手が壊れると、地上弾が撃てなくなってしまう。

 そのときに登場する、お助けキャラが、箱型の救急車。まっすぐ下りてくる救急車と合体することで、腕が復活し、また地上弾が撃てるようになるのだ。

画像 十分パワーアップした後は、連続して黄色ベルを取り、点数を稼ぐという方法も

 前述のとおり、パワーアップはベルで行なう。

 もともとの黄色い色で取ると得点が入る。逃さずに取ると点数はどんどん上がる。

画像 ベルでパワーアップすると、BGMが変わる。この写真は、バリアとツイン砲をつけた状態

 ベルの色は、ベルに弾を撃つと変わっていく。5発で青(スピードアップ)、10発で白(ツイン砲)、15発で点滅(分身)、20発で赤(バリア)。

 しかしこのパワーアップが曲者だった。いろんなサイトでいろんな方が書かれていることだが、とにかくベルを目当ての色に合わせるのが難しい。

 5発当てると青くなるが、6発めを当ててしまうと、また黄色に戻ってしまうのだ。ベルに何発当たったかを数えながら弾を撃たないと、なかなかパワーアップできない。

 序盤、ある程度敵を無視してでもベルを撃つのに専念して、バリアを取りにいくのがいいかもしれない。バリアを取れば、かなり余裕をもって、先の面まで進むことができる。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る