子どもも大人も“脳”を活性化せよ――DSに新たな“脳力”トレーニングソフトが登場
“脳ブーム”の火付け役となった、ニンテンドーDS。ソフトラインアップに、新たに「右脳キッズ」、「IQティーチャー」が登場する。
3月23日、ホテルパシフィック東京にてニンテンドーDS新作ソフト「右脳キッズ」、「IQティーチャー」のプレス発表会が行われた。GBAソフト「□(シカク)いアタマを○(マル)くする。」シリーズなど教育系のソフト開発・販売を手がけるIEインスティテュートが2タイトルを3月30日に同時発売する。
IEインスティテュート代表取締役社長 西澤幹雄氏が登壇し「日本の伝統的な“読み、書き、ソロバン”を、いかにデジタル化して勉強しやすくするか5年間研究を重ねた。しかし“書き”において非常に苦労した。書きの跳ね、留めが技術的にいまひとつだったので、もう少し時間がかかると思っていた。しかし2004年のニンテンドーDSの発売(タッチペンの登場)によって彗星のごとく問題が解決した」と発売の経緯を語った。
IQティーチャーは、言葉を意味として考える力「概念的思考力」、言葉や意味を記憶する力「概念的思考力」、図形をもとに考える力「図形思考力」、かたちをそのまま記憶する力「図形記憶力」、数をもとに考える力「記号的思考力」、数を記憶する力「記号的記憶力」6項目をそれぞれ使用する9種類の知能トレーニングと、DS上で簡単にIQのテストができるIQチェックを収録している。
同タイトルは、「百ます計算」など独自の指導方法が注目されている、広島県尾道市立土堂小学校校長 隂山英男氏が監修。同氏は今回発表会には出席できなかったが「IQは変わらないと思われがちだが、実際は高めることができる。それは子どもだけではなく大人でもお年寄りでも可能なこと。“脳ブーム”が一時の流行ではなく、まったく新しい意味のあるジャンルができあがってきているのではないかと思う」とメッセージを残した。
また右脳キッズの監修は隂山氏とともに神林そろあん教室の代表 神林茂氏が担当している。右脳キッズは神林そろあん教室の現場で使い、成果があったものを採用しているという。イメージ力を養う脳力トレーニング、そろばんで足し算と引き算の基礎を学ぶそろばんトレーニング、瞬間的に出た数字を覚え、順に足していくフラッシュ暗算を取り入れた、暗算トレーニングの3種類を収録している。
神林氏は「フラッシュ暗算は、数字を映像として捉えた図形処理に近い分野。動体視力、イメージ力、集中力、忍耐力が身に付く。さらに直観力、パターン認識力が磨かれ、教科書を記憶することも可能だ」と説明する。ほかゲームについて「人を介さないので、感情で評価が変わることがない。公平さが保たれるため、トレーニングとしては有効だと思う」とコメントした。
最後に両タイトルのデモンストレーションが行われた。まず司会の塩田久美さんがIQティーチャーで、IQチェックにトライする。続いて神林氏とともに登場した同教室の生徒6人が右脳キッズにチャレンジする。子どもたちはそろばんや暗算のコンクールで日本一に輝いたこともあるなどの実力者で揃いだ。ひとりずつ実演してみせ、どの生徒も簡単そうにゲームをこなし、取材陣を驚かせた。
なお、子どもから大人まで幅広い層が楽しめるこの作品は、通信機能を使った対戦も可能となっている。家族で一緒に“脳力”を鍛えてみてはいかがだろうか。
商品名 | 隂山英男のIQティーチャーDS | 神林式能力開発法 右脳キッズDS |
---|---|---|
価格 | 3990円 | 3990円 |
発売日 | 3月30日 | 3月30日 |
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.