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“3代目ウイイレマスター”を目指し、24人の精鋭が集結。ウイイレ全国大会「第3回“WE”JAPAN GRAND PRIX」

東京・御茶ノ水にある日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアムにて、プレイステーション 2用ソフト「ワールドサッカー ウイニングイレブン9」を使用したコナミ公式の全国大会「第3回“WE”JAPAN GRAND PRIX」の決勝大会が開催された。

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 2006年3月26日、東京・御茶ノ水にある日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアムにて、プレイステーション 2用ソフト「ワールドサッカー ウイニングイレブン9」を使用したコナミ公式の全国大会「第3回“WE”JAPAN GRAND PRIX」の決勝大会が開催された。

 本大会には、初代ウイイレマスターであるちゃっぴーさん、2代目ウイイレマスターである松浦有志さんを始め、ネットワーク予選優勝者、関東、九州、関西、中部、東北、四国、北海道、北陸といった各地域の上位入賞者など、計24人が集結。名誉ある“3代目ウイイレマスター”、そして欧州王者と世界一の座を賭けて、欧州にて行われる対戦の権利を求め、熱い戦いが繰り広げられた。


photo 「ウイイレ」シリーズ統括プロデューサーの高塚新吾氏

 100万人以上が熱狂するシリーズ。その中でも精鋭の24人の戦いとあって、1試合1試合をお伝えしたいのはやまやまではあるが、ここでは決勝のみを紹介していこうと思う。なお、決勝前にはシリーズの統括プロデューサーを務める高塚新吾氏が登場し、先日発表された「ウイイレ10」での新しい要素を解説(発表会で話された内容とほぼ重複するため割愛させていただく)するとともに、「お互い死力を尽くして頑張ってほしい」と決勝に進んだ2人を激励した。

 さて、その決勝だが、「第1回“WE”JAPAN GRAND PRIX」から参加しているとプーさんと、“東海の帝王”こときすけキラー1号さんによる戦いとなった。使用国はどちらもサッカー王国のブラジル。世界最高のファンタジスタと名高いロナウジーニョを始め、ロナウドやカカ、アドリアーノなどの強力な攻撃陣を擁している国だ。

 守備よりも攻撃を重視する国であることから、高塚氏は「乱打戦になるだろう」と予想。その言葉が正しいことを示すかのように、試合開始からわずか5分できすけ1号さんが先制点を奪う。その後もボールを支配し続けるきすけ1号さんに対し、とプーさんも負けじと少ないチャンスを生かしながら、相手ゴールを脅かす。しかしゴールまでは遠く、逆にきすけ1号さんに追加点を許して前半を終える。


photo 高塚氏は決勝の解説を務めた。ハーフタイム中に、先日の発表会にて上戸彩さんと対戦した話を振られると、本当にうれしそうに「一生の思い出です。最高でした。結構プレイしてもらっているみたいで、うまかったですよ」と語っていた

 そして迎えた後半。「とプーさんは左方向に攻めるのが得意ですから」と高塚氏が語る通り、とプーさんが徐々にボール支配率を高め始める。しかし、やはり今1歩遠いゴール……これには会場の気持ちを代弁するかのように高塚氏が「(この決勝は)運がないかもしれません」とひと言。このまま試合が終わるのではないかという雰囲気も流れ始めた終盤、ここでとプーさんに待望のゴールが生まれ、スコアを2-1という現実的なものへと引き戻す。残り時間は約15分だ。

 普通の感覚で言えば、守りを固めて逃げ切りたい時間帯である。しかし、きすけ1号さんは“攻撃力の高いブラジルは攻めることこそ守り”と言わんばかりに攻め続ける。同点に追いつきたいとプーさんと、追加点を取り引きはがそうとするきすけ1号さん。両者とも守ってどうにかするという考えは一切ない。そこには非常に気持ちの良い、いつまでも見ていたくなるようなすがすがしい試合が展開していた。

photo 多くのギャラリーが決勝を見守る。本物のサッカーのように、プレイのひとつひとつに歓声が上がっていたのが印象深い

 とは言え、何事にも必ず終わりはやってくる。死力を尽くし攻め合い続けた両者ではあったが、どちらも決定打に欠け、試合はそのまま終了。前半に2点を取ったきすけ1号さんが“3代目ウイイレマスター”の称号を手に入れることと相成った。

 惜しくも敗れたとプーさんではあったが、「強かったです。それと絶好調(「ウイイレ」では選手のコンディションにより能力値が変化する。きすけ1号さんは主力選手が絶好調だった)はキツい」といったように、きすけ1号さんをたたえながらも、幾度もの決定機を迎えながら決めることができなかった悔しさを隠し切れないようだった。一方のきすけ1号さんは、とプーさんの発言を受けてか、「絶好調が多かったので(笑)。日ごろの行いが良いからですね」とコメント。憎まれ口をたたき合っているようにも聞こえるが、どちらも第1回大会から参加している仲ということもあり、その言葉からは自分なりの表現で、お互いの健闘をたたえ合っているようにも感じられた。

 こうして終了した「第3回“WE”JAPAN GRAND PRIX」。まだ発表されていないものの、毎回のように盛り上がりを見せている大会だけに、次回は最新作「ウイイレ10」を使用して開催されることは間違いないだろう。

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