個性ありきの「カルドセプト サーガ」はすべてを凌駕する
バンダイナムコゲームスは、トレーディングカード・ボードゲーム「カルドセプト」の最新作をXbox 360にて、2006年夏に発売すると発表した。
大宮ソフトによって生み出されたトレーディングカード・ボードゲーム「カルドセプト」の最新作が4年ぶりにXbox 360で帰ってきた。シリーズ3作目となる本作は、ストーリー部分やビジュアル面などを一新した完全新作であることから「3」(サード)ではなく「カルドセプト サーガ」と銘じられている。
本作は、グローバルマーケットを視野に置き、全体のビジュアルをリアル頭身&3Dデザインに統一している。また、シナリオ担当に作家・冲方丁氏、キャラクターデザインに獅子猿氏を起用し、マルチエンディングのストーリー、個性的で迫力あるキャラクターで新しい「カルドセプト」の世界を描いている。
収録カードイラストレーションには、過去最大人数の総勢28人のイラストレーターが参加しており、カード数も470種以上と前作「セカンド」を上回るボリュームを誇る。その多くを新規で描き起こし、クリーチャー数も前作から増加した。
参加イラストレーターの中には、1作目から参加しており、パワードスーツのデザインや、銀河英雄伝説などアニメーション作品におけるメカニックデザインも手がけている日本出版美術家連盟理事の加藤直之氏のほか、セカンドにも参加している「怪獣絵師」の開田裕治氏や、イラスト、マンガ、ゲーム、映画、舞台など、さまざまな業界で活躍中の寺田克也氏が続投。菊池秀行著魔界都市シリーズ装画、栗本薫著グインサーガシリーズ装画などが代表作となる末弥純氏や、「∀ GUNDAM」のキャラクターデザインや「OVERMAN キングゲイナー」のメカデザインなどさまざまな分野で活躍しているあきまん氏などが今回初参加している。
ゲームシステムとしては、スピーディーなゲーム展開をテーマに、新たなカード能力(即時・呪身・進化・復唱など)が導入されている。また、新たなブック構築論を提案する属性の友好関係をテーマの1つとしていたり、新たなルールも提唱されている。ブックの枚数制限の変更が可能になり、お互いにその場でシャッフル、ランダム配布されたカードをもとに戦う「シールド戦」など、新たなカルドセプトを体現した。
マップも完全3D化することで、状況により変化するルートを作成することができるようになった。さらには新地形として、モーフィング土地、光のほこら、闇のほこらなどプレイングに影響を及ぼす地形が新設された。
本作は、Xbox 360ということもあり、Xbox Liveにも対応。見知らぬライバルと対戦することができる。即座に対戦相手を見つけられるクイックマッチや、じっくりルールを選んで対戦相手を決めるカスタムマッチなど、さまざまなマッチングが実現している。また、Xbox Liveの機能を活かし、ランキングやデータのアップロード、そしてダウンロードが可能となっている。
対戦時にプレーヤーの個性を表現できるように、自駒(自キャラクター)にアバターシステムを導入している。ゲーム条件によって集められるアバターや、マーケットプレイスからダウンロードできるアバターなども存在。また、ブックの表紙も変更できるブックカバーも多数用意されているとのこと。
カルドセプト サーガ | |
対応機種 | Xbox 360 |
メーカー | バンダイナムコゲームス |
ジャンル | トレーディングカード・ボードゲーム |
発売日 | 2006年夏 |
価格 | 未定 |
プレイ人数 | 1〜4人 |
対応 | Xbox LIVE |
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