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エレガントなシステムを搭載したPS3のコントローラー――「SCEAプレスカンファレンス」E3 2006(2/4 ページ)

ソニー・ コンピュータエンタテインメント・アメリカ(SCEA)主催での「SCEAプレスカンファレンス」が、米国時間5月8日の午後に開催された。席上では既報の通り、プレイステーション 3の発売日および価格が公表されたほか、E3 2006でプレイアブル出展されるタイトルなどが発表された。

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本格的にコンテンツを語り出した「プレイステーション 3」

 引き続きプレイステーション 3(以下、PS3)のプレゼンテーションへ移ると、平井氏は開口一番に「去年はスペックについて話をした。今年はユーザーの利益について話をしよう」と前置きしながらまず、PS3と、それに搭載されるBlu-rayについてのアドバンテージを強調。デジタルエンターテインメント向けに特化した「Cell」とBlu-rayの組み合わせ、またギガビットイーサネットやあらかじめ搭載されているHDD、ドルビーデジタルサウンドも搭載されているPS3の優位性を強調。PS3はHDマーケットの牽引役になるだろうと話し、E3 2006でもかなりの数のプレイアブルを展示すると語った。

画像 PS3のキーテクノロジー
画像 PSPをUSBもしくはワイヤレス経由でPS3と接続することで、相互運用が可能
画像 Blu-rayディスクとほかの媒体との比較

 ここで、用意されるプレイアブルの1つである、「グランツーリスモ」の最新プロトタイプである「グランツーリスモ HD」が紹介された。登場したポリフォニーデジタルのプレジデントである山内一典氏は「グランツーリスモ HDは、『GT4』をベースにPS3へ移植したものだが、解像度は1920×1080ドットのプログレッシブ、60fps。非圧縮のバンド信号が家庭用TVに写るのは初めてではないだろうか」と語る。なお今回は4つのコースが選択可能で、車から「ツーリストトロフィー」に登場するようなバイクも用意されている。

 「グランツーリスモ HDでは、ハイビジョンの情報に比べても3倍、PS2版の『グランツーリスモ 4』と比較すると、12倍の情報量を持つことになる」(山内氏)

画像 用意されているコースは4つ
画像 さまざまな車種から選択可能
画像 「ローディングの短さにも注目してほしい。GT4は15秒かかるが、PS3のHDD向けにオプティマイズされているので2、3秒で終わる」(山内氏)

画像画像画像 「グランドキャニオン」のコース。山肌の質感やダートコースの雰囲気はさすがフルHDといったところ。ちなみに群衆は車が寄ってくるとよける

 なおグランツーリスモ HDは、あくまでも将来のGTへむけての通過点の1つ。「未来のGTはもっとクオリティの高いものになるので期待してほしい」(山内氏)とのこと。「PS2版を思い出すと、ローンチしてから1年半でリリースできた。今回は前回のように待たせることなく、早い時期に発売する」と意気込みを語った。

 その代わりまもなく、日本とアメリカで、GT4ベースで作成されたオンライン対応GTのβテストが開始されるそうだ。「オンラインに対応することで、GTの世界が爆発的に広がるものを狙って作る」(山内氏)とのことなので期待したい。

 なおこのほかにも、「GENJI 2」、「Formula One 2006」、「LAIR」、「GETAWAY」、「AFRIKA(仮)」、「みんなのGOLF」、「Monster Kingdom(仮)」、「EIGHT DAYS」、「NAUGHTY DOG」といったタイトルがプレイアブルで出展される予定。

 なお、現在制作されている「Assasin's Creed」、「機動戦士ガンダム」、「コーデッドアームズ アサルト」、「リッジレーサー7」、「Brother in Arms」、「鉄拳6」、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」、「Virtua Tennis 3」、「バーチャファイター5」、「STRANGLEHOLD」、「Fatal Interia」、「Biadestrn」、「アーマードコア4」といったタイトルのムービーが紹介された。

画像画像 Formula 1 2006の映像。PSPと連携し、自分の車を前方カメラから眺めることができる

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