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Wiiのセガタイトル「SONIC WILD FIRE」と「Super Monkey Ball:BANANA BLITZ」E3 2006「Wii27番勝負」(その7)(1/2 ページ)

セガが放つ「スーパーモンキーボール」、そして「ソニック」シリーズの最新作が、新世代機Wiiでお目見えする。元々アナログ操作が肝なタイトルだっただけに、Wiiリモコンというインタフェースを使うことで、新たなソニックアクションを産み出すことになりそうだ。

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より感覚的になった分、難易度もアップ?――「Super Monkey Ball:BANANA BLITZ」メインゲーム

画像 サイドに壁がある場合は安心できるが、そうでないところだと容赦なく落ちてしまう…。その判定はけっこうシビアだ

 E3で試遊できた「Super Monkey Ball:BANANA BLITZ」はメインゲームとミニゲームに分かれており、メインゲームはシリーズファンにはおなじみの、あの「玉転がし」。猿キャラがなぜか中に入っている半透明のボールをゴールまで導く、というのが目的だ。従来のシリーズはアナログスティック1つでプレイできるお手軽さと、そのくせ絶妙なさじ加減が要求される鬼のような難易度の高さで、パーティーゲームでありつつマニアックな支持を得てきた。その流れは今作でも踏襲されており、想像に難くないだろうが、基本はWiiリモコンを動かすことでモンキーボールを自在に転がしてゲームを楽しむことができるのだ。

画像 バナナ取り放題のボーナスゲームも遊ぶことができた。シリーズ旧作を踏襲した作りになっているようだった

 元々感覚的なスティックの操作のみでゲームを成立させていたタイトルだけに、Wiiリモコンとの相性はバッチリ。リモコンの先端を少し前に倒せばボールが前に転がり、Wiiリモコンを左右に倒せばボールが左右に転がる。気持ちよいくらいに単純明快だ。だが今作において注目したいのは、ただ転がすだけではなくなった、という点。実はAボタンによるジャンプの要素が追加されたのだ。転がされるままに転がってきたモンキーボールが自らの意思で跳躍できるようになったことで、おそらくジャンプを活かした新たなステージも多く登場するだろう。

画像 今作では、ある程度ステージが進むとボスキャラが登場する。うまく敵の攻撃をよけて反撃の余地を伺わなくてはならない、硬派なプレイが要求された

 実際にやってみると、Wiiリモコンでの操作はすんなりとなじめたのだが、やはり慣れが必要なようで、どうってことないステージのすきまからぴょいっと落っこちてしまったり、目の前にゴールがあるのになかなか入れられなくて、もどかしい思いをした。Wiiリモコンが手になじみ、ボールを自在に繊細に動かせるようになるためには、少々の時間を要しそうな印象だった。

妙にハマりそうな珠玉のミニゲーム

 一方ミニゲームの方は、パーティにうってつけのお手軽で愉快な内容が満載。試遊台では12個のミニゲームがプレイできたのだが、筆者はそのうちの2つをやってみた。1つはWiiリモコンでぴょいっと輪を投げて画面上の棒に輪を通す輪投げゲーム。もう1つはシンプルななわとび。なわが下に来たらWiiリモコンをぴゅんっと上に動かすだけ、というものだ。

画像画像 こちらが輪投げ。いたってシンプルだが、さじ加減はけっこう難しい
画像 こちらがなわとび。タイミングが合わなければ一発で終わってしまう。切ないがなぜか笑える、良質なミニゲームだ

 どちらもシンプルながら相当に面白く、失敗しても笑えるし、成功すると気持ちがよいので、ぜひぜひ大人数でわいわい遊んでほしい内容だった。Wiiリモコンの魅力が分かりやすく、楽しめるミニゲーム群には期待していいだろう。

 思い返せばニンテンドーゲームキューブの同時発売タイトルに初代「スーパーモンキーボール」が名を連ねていた。今作もぜひぜひ同じ時期にWiiの楽しさを伝えるために活躍してほしいタイトルである。

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