ショパンの名曲に乗せて――Xbox 360に新感覚RPG「トラスティベル」誕生
「トラスティベル〜ショパンの夢〜」は、実在の人物であるショパンがゲームに登場、かつ演出のキーとしてショパンの楽曲を用いたタイトルである。発売日、価格ともに未定となっている。
フレデリック・フランソワ・ショパン……ポーランドの音楽家。1810年にポーランドの首都ワルシャワ郊外のジェラゾヴァ・ヴォラに生まれ、1849年パリに没した。優れた作曲家として、またすばらしきピアニストとして有名である。代表曲は「24の前奏曲集」、「幻想曲」、「別れの曲」、「バラード第4番」、「子犬のワルツ」、「英雄ポロネーズ」、「舟歌」、「練習曲集」、「前奏曲集」など。
Xbox 360の新感覚クロニクルRPG「トラスティベル〜ショパンの夢〜」は、そのタイトル名が示す通り、実在の人物であるショパンがゲームに登場、かつ演出のキーとしてショパンの楽曲を用いたタイトルである。
また、開発に「スターオーシャン3」や「ヴァルキリープロファイル2」でサウンドを担当し、「バテン・カイトス」シリーズではモノリスソフトとともに共同開発を行ったトライクレッシェンド、サウンドに「テイルズ オブ」シリーズなどを代表作に持つ桜庭統氏、ピアノ演奏に世界的ピアニストのスタニスラフ・ブーニン氏、ナレーションに映画やCMのナレーションでおなじみの森本レオ氏を起用するなど、どこまでも音にこだわった作品でもある。
トラスティベル ストーリー
1849年10月17日深夜、パリの中心部にあるヴァンドーム広場12番地のアパルトマンでピアノの詩人と呼ばれた音楽家“ショパン”は病の床に伏せながら、最期の夢をみる。
ショパンの意識は現実世界を離れ、おとぎ話に聞くような不思議な世界に足を踏み下ろした。そこでは現実世界と同じように、人々がありふれた日常をさまざまな感情を抱きながら、当たり前のように生きていた。
ただひとつ違ったことは、夢の世界において不治の病に侵された者は、その副作用として魔法の力が宿ること。現実世界で病床にあるショパンもまた、魔法を使うことができた。夢の中でも、彼の体は病に蝕まれていたのだ。その皮肉もあって、ショパンは夢の世界を客観的に捉えていた。ここにあるものすべては、自分が作り出した幻に過ぎないのだと…。
だが、病に侵されながらも運命を受け入れ、懸命に生きようとするひとりの少女“ポルカ”がショパンの考えを少しずつ変化させて行く。誰もが心の中に持つとされ、綺麗な信じる心を反映して輝く「トラスティ」という宝石。
この「トラスティ」の輝きが強すぎるため、少女はさらに過酷な運命へと誘われてゆくことになる。そんな運命に抗い、必死で彼女を救おうとする少年“アレグレット”。運命に従う少女と逆らう少年、そして夢と現実。
相反する2つの事象が絡み合うとき、運命の歯車は静かに逆転を始める――
貧しい子供たちに食べ物を配るため、港町リタルダントでスリをしている16歳の少年。悪いことだとは分かっていながらも、子どもたちを見捨てるわけにはいかないという、正義感を内に秘める。言葉使いが乱暴で、時に弟分のビートに手をあげることもあるが、実は情に厚く、ビートを本当の弟のように思っている。貧富の差が激しい世の中に矛盾を感じ、旅に出る。残酷な運命に翻弄(ほんろう)されながらもひたむきに生きるポルカにひかれ、彼女を救う決意をする。武器は剣
港町リタルダントが一望できる丘の上、テヌート村に母親と二人で住んでいる14歳の少女。花封薬というテヌート名産の花々から抽出される薬を売って生計を立てているが、最近では鉱封薬という政府公認の安い薬が出回っているためまったく売れない。不治の病に犯されている者だけが、その副作用として魔法を使えるこの世界で、魔法が使える彼女の死期は近い。そんな過酷な運命に加え、触れると病気がうつるという噂から人々に避けられ、人を信用できなくなる。だが、ショパンに出会い、残り少ない命を人々ために使いたいと思うようになる。武器は傘
ショパンという、歴史上に実在した人物の夢の世界を舞台に繰り広げられる本作。今回はタイトル発表ということで、明らかにされている情報は少ないが、最後に幻想的でファンタジックな世界(フィールド)と、バトルシーンを公開する。人間の“命”そのものに焦点をあてているという、重厚感あふれる物語の一端を感じてもらえば幸いだ。
●フィールド グラフィック
●バトル グラフィック
トラスティベル〜ショパンの夢〜 | |
対応機種 | Xbox 360 |
メーカー | バンダイナムコゲームス |
ジャンル | 新感覚クロニクルRPG |
発売日 | 未定 |
価格 | 未定 |
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